アイデアソンとハッカソン オープンデータの利活用 vol.2
初めて、アイデアソンとハッカソンと聞いた時「何それ?」って思った。
アイデアソンは、新しいアイデアを生み出すためのイベントである。1990年頃アメリカで使われ始めたと言われている。ハッカソンが主に物を作るということに対して、アイデアを生むことに重きを置いたイベントである。
私は、地域振興に携わる仕事が多かった。牧之原市へ3年間、出向をしていたことがあったが、その時も地元住民とのワークショップをたくさん実施した。地域課題の解決の手法として既にアイデアソンのようなことは数多くこなしてきていたのだ。
ワークショップもアイデアソンも参加者の様々な意見がベースになって、一定の方向性が出て結論に持って行くことになるが、意見がうまく集約されるかバラバラに終わるかは、ファシリテーターの力量によっても変わってくる。
今回は、“Code for ふじのくに”と連携してアイデアソンやハッカソンを開催していく。
“Code for ふじのくに”とは、市民エンジニアらがITを活用し、「シビックテック」の手法を用いて、行政サービスや地域課題の解決に取り組む団体。2015年設立で、2013年に立ち上がった“CodeforJAPAN”とパートナーシップを結ぶ。全国にそのような団体は100近くある。
Code for JAPANは、通常なら3ヶ月はかかるという東京都の新型コロナ対策サイトをわずか数日で立ち上げ、遅い、ダサい、使えない官製サイトの常識を覆し使いやすいインターフェスを作り上げた。この時のシビックテックの力が大きく注目された。
デジタル戦略局では、今回、オープンデータを活用して地域課題を解決するアイデアソンを実施するのだが、社会のデジタル化を進めていく中で、データの活用が非常に重要だと考えており、蓄積された膨大な量のデータから新たな価値を創造していくことが、これからの社会で求められていくことから、まず、データを活用する機会を実際に体験してもらい、データを活用することが大事だと言うことを多くの人に知ってもらいたい。
アイデアソンは、8月下旬から9月にかけて、県内4カ所で開催し、その後、その流れを受けて、県内1カ所で、ハッカソンを実施したいと考えている。
是非、多くの学生をはじめ、地域の方々や行政職員にも参加していただきたい。
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