ペーパーレス化の再徹底vol.1
今日は、静岡県庁におけるペーパーレスの再徹底について、お話ししたいと思います。
去る1月25日の総合計画審議会において、酒井委員長と青山委員(JA中央会)から会議資料のペーパーレス化について発言がありました。また、2月2日の美しいふじのくに”まち・ひと・しごと創生県民会議”においても、高貝委員(国際交流協会)から会議資料をペーパーレス化にすべきとの意見がありました。短期間に、複数の民間委員からある意味「県庁はペーパーレスになっていない」との指摘を受けたことは、県庁でペーパーレス化を主導しているデジタル戦略局としては、重い言葉と受け止めていると同時に、これをチャンスと捉えて、ペーパーレスをより強力に推進できるのではないかと考えています。
県庁では、令和2年度から庁内のペーパーレス化については、行政経営局(課)が積極的に推進の旗を振ってきました。今年度からデジタル戦略局ができ、行政経営局とも連携し、行政のデジタル化を推進していくこととなりました。来年度の組織改正では、ペーパーレス化やオフィス改革など業務の構造改革を図り、次世代県庁の新しい働き方づくりに取り組むために、行政経営課員を1名増員し、着実に推進体制の強化を図ってきています。
推進体制が図られていく一方で、県庁のペーパーレス化は実際には進んでいるのか?
昨年の6月3日、私からCIOである出野副知事に、各業務のペーパーレス化について、現状と今後の積極的な対応をしていくと説明し、副知事からも積極的に進めるよう指示を受けています。
その後、各部局に業務のペーパーレス化の徹底について通知するとともに、特に全庁に共通する業務については、担当課から各部局に対し、具体的にどのようにペーパーレスを実行していくか伝えるよう依頼しました。…それから、約8ヶ月が経過しました。
下の表の通り、ペーパーレス化への取組の進捗を聞き取ってまとめました。ペーパーレスは徐々には進んでいる感はありますが、検討中であるとか、試行的で実施などと、まだまだ道半ばということが分かりました。それでは、どうやったら、中々進まないペーパーレス化を進めることができるでしょうか。
※次回に続く。国は1月26日に文書管理法施行令を改正して公文書管理を電子媒体にしました。
業務 |
担当部署 |
対応状況 |
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対応状況 | 知事戦略課 | 知事直轄組織で試行的な実施程度 |
部局長協議 | 各部局 | 部局長・推進官等の指示もあり、概ね実施されている。 |
答弁調整 | 知事戦略課 | 答弁調整会議は紙での実施。各部局内での取組はあり |
戦略展開 | 総合政策課 | 紙(A3)で実施。知事戦略会議での協議方法を検討中 |
予算編成 | 財政課 | 原課のヒアリングでは実施。課長調整等は紙で対応 |
組織定数・人事異動 | 人事課 | 可能なところから実施しており、今後もその予定 |
庁内会議 | 各部局 | 部局間でバラツキはあるが徐々に浸透している。 |
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