ふじのくにDX推進計画(仮称)骨子案vol.3-2
今回は、政策の柱についてご紹介します。
政策の柱
目指す姿の実現を図るため、5つの柱に基づきデジタル化を推進します。
5つの柱(数字は上記表の番号に対応)
- ICTの導入・利活用では、特に、住民サービスの向上に結び付くマイナンバーカードの普及、利用促進がより重要となります。ただし、それには、県民(国民)の皆さんに信頼されるシステムの構築や合意に基づく個人情報の利用が前提となりますので、特に個人情報の利用について丁寧な説明が必要となります。
- デジタル機器の進化だけでは、目指す姿には近づけません。様々なデータを分析し、活用することが重要です。データは宝の山で、新しい価値を創造しますので、大いに活用することで世の中を豊かに、便利にしていきます。
- コロナ禍で生活様式も激変しています。個人の生活スタイルに合わせて、働く場所が制約を受けないようになってきていて、人生の価値観も多様になってきています。デジタル化の推進により「いつでも」「どこからでも」情報にアクセスできる環境を整え、多種多様な生活スタイルに対応できるようにしていきます。
- 住民サービスの向上は、市町だけではなく一般の企業・事業者にとっても非常に重要なことです。デジタル化の推進により、すべての手続がデジタルで完結する「デジタルファースト」、一度出した情報は二度と出さなくてもいい「ワンスオンリー」、手続が行政であろうと民間であろうと一つの窓口で完結する「コネクテッドワンストップ」を実現し、誰にも優しく、便利な世の中にしていきます。
- デジタル化により得ることができる豊かさや利便性を誰もが享受できるようにしなければいけません。それには、デジタル化に必要な知識を持った人材やデジタル社会に適応できる人材を育成する教育を推進していく必要があります。また、お年寄りをはじめとするデジタルを苦手と感じている人たちが、デジタルを身近に感じ、手軽に利用してもらえるような世の中にしていく必要があります。さらに、身体的にハンディのある方など誰もがデジタル化の恩恵を受けられるような仕組みにしていく必要があります。
全3回の予定で始まった骨子案の紹介については、策定の経緯を含めて、しっかりお伝えしたいという思いから、全5回に増えてしまいました。
現在、産業界の各種団体の皆様や市町長からデジタル社会に向けた施策に関しての様々な要望、意見を聞いているところです。併せて、県庁内各部局のデジタル推進官やデジタル顧問団からも意見を聞いています。
それらの意見をふじのくにDX推進計画に反映していきます。計画の策定の過程については、これからも随時、ようこそ部長室でも紹介していきます。
また、計画策定と並行して、県庁内や社会全体の様々な課題をデジタル化により解決していく、ふじのくにDX推進事業の実施も実施していきますので、こちらについても、ようこそ部長室の中で、今後、紹介していきたいと思います。
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