先輩職員の声　川口　豪士

川口　豪士

所属　静岡がんセンター　放射線・陽子線治療センター
職種　診療放射線技師
入庁年　令和2年

※掲載している職員の所属や業務内容は、令和4年11月現在の情報です。

ある1日のスケジュール

8時30分

勤務開始、治療準備

装置を点検し問題がないことを確認します。
治療する患者さんの情報を確認し、1日の治療スケジュールを組みます。

9時00分

治療業務開始

予約時間に合わせて来院する外来患者さんを治療しつつ、空いた時間で入院患者さんの治療を行います。ミスを防ぐため最低でも技師2人1組で治療を行います。

12時00分

昼休み

昼食を含む休憩時間になります。午前中の治療が押した場合もしっかり1時間の休憩を取っています。

13時00分

治療業務開始

午前同様に、予外来患者さんと入院患者さんの治療を行います。治療業務終了後は機器の点検や、翌日の治療スケジュールの確認を行います。

17時15分

片付け、勤務終了

治療室、操作室の片付けをします。
業務に関するメール等を確認し業務終了となります。

現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか？

現在静岡がんセンターの放射線・陽子線技術センターにて、放射線治療装置および陽子線治療装置を用いたがん治療を行っています。

主に外部照射と呼ばれる方法で、体の外側から体内・体表面に存在する病変に対して放射線を照射しています。

がんを根治させるための照射や痛みを和らげるための照射など、目的に応じた治療を日々行っています。

また治療装置の出力は正常であるか、位置合わせの精度に異常はないかなど治療装置の点検を行い、患者さんが安心して治療に臨めるよう日々の業務に取り組んでいます。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか？

患者さんに感謝されることが日々の業務の中で一番うれしいです。

治療方針にもよりますが、放射線治療を受ける患者さんの多くは土日を除き毎日治療を行うため、患者さんとの距離も短くなり話しかけてくれることがあります。

何週間にも及ぶ治療を終えたあとに感謝の言葉をかけてくれるときは、とてもうれしく思います。

静岡県職員を志した理由は何ですか？

学生時代に就職志望者を対象にした説明会があり、その際に説明を受けた「患者さんの視点の重視」という患者さんを第一に考える理念に感銘を受けました。

生まれ育った静岡県で「患者さん一人ひとりに最善の医療を提供する」という取り組みに貢献したいと思い静岡県職員を志しました。

県職員の仕事の「やりがい」は何ですか？

患者さんから感謝の言葉をかけられることにやりがいを感じます。

放射線治療を受ける患者さんの多くは、慣れない治療や将来のことに不安を感じています。

ただ流れ作業のようにがんを治療するのではなく、患者さん一人ひとりの性格や思いを理解し、寄り添った治療を行うことを心掛けています。

患者さんからの「ありがとう」という言葉は、とても励みになります。

職場の雰囲気を教えてください。

優しく指導してくださる上司や常に気にかけてくださる先輩方とともに、活気あふれる明るい雰囲気の中で仕事をしています。

同年代の技師も多くコミュニケーションを取りあっているので、仕事をしやすい環境だと感じています。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

就職してから約3年間は放射線・陽子線治療に携わってきましたが、一般撮影やCTなどの画像検査も学んでいき、知識を深め技術を培って行きたいと思っています。

また県職員として、患者さんに信頼される診療放射線技師を目指しています。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

終業後はゆっくりお風呂に入って1日の疲れをとっています。

休日は家で好きな映画を見たり、景色の綺麗な場所へドライブに行ったりと、心身ともにリフレッシュしています。

休日はしっかりと休むことで日々の仕事の効率にもつながっていると感じています。

県職員を目指す方へのメッセージをお願いします。

診療放射線技師の中でも業務内容によって必要な知識は異なってくるため、大変な仕事ではありますが非常にやりがいがあります。

また様々なことを経験できるので自身のスキルアップもしやすく、明るい環境で仕事ができます。皆さんもぜひ、静岡県職員として静岡がんセンターで一緒に働きましょう！