先輩職員の声 笠 華菜子

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1052713  更新日 2023年3月22日

印刷大きな文字で印刷

写真:笠華菜子1

笠 華菜子

所属 東部健康福祉センター(東部児童相談所) 育成第1課
職種 児童福祉
入庁年 令和3年


※掲載している職員の所属や業務内容は、令和4年11月現在の情報です。

ある1日のスケジュール

8時30分

勤務開始、メールチェック

当日のスケジュールや、勤務時間外に来たメールを確認します。

10時00分

総合会議(週に1回)

1週間内に相談のあった新規ケースの対応状況の確認や、ケースの重要な方針決定等を児童相談所の職員全員で行います。

12時00分

昼休み

13時00分

ケース会議

支援中の児童の対応について関係者が集まり、情報の共有、方針の検討を行います。

15時30分

家庭訪問、面接

子どもの様子の確認や、家族、施設から最近の様子を聞き取り、指導を行います。

16時45分

記録作成・電話対応

電話、面接等、その日に行ったケース対応について記録を作成します。

17時15分

勤務終了

(※職員ごとに、ケースの状況に合わせて毎日の予定を組みます。)

現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?

写真:笠華菜子2

東部児童相談所で児童福祉司として働いています。

児童相談所は18歳未満の子どもとその家庭が抱える問題に応じ、解決のための調査や助言、援助を行う機関です。県内には7カ所の児童相談所があり、県が設置しているのは2カ所になります。

東部児童相談所は県内東部地域12市町を管轄しており、初期相談や心理判定を行う相談判定課、継続的な支援を行う育成第1課、虐待等の初期対応を行う育成第2課の3課で構成されています。

私は育成第1課に所属し、面接や家庭訪問等を通じて助言や指導をしたり、施設入所(措置入所)している子どもに対する支援を行っています。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?

施設で生活する子どもから「今までの(児相の)担当さんのことはみんな覚えているよ。」と言われたことが印象に残っています。

子ども達は、児童相談所の職員を自分のことを一緒に考えてくれる重要な存在と認識していて、私たちの言動をよく見ています。

子ども達と関わり、今後について一緒に考えていく人間として、責任のある言動をとらなければならないと改めて実感しました。

静岡県職員を志した理由は何ですか?

静岡県で生まれ育ったこともあり、将来は地元に貢献できる仕事に就きたいと考えていました。

児童福祉職を志望したのは、大学で子どもの頃育った環境や経験がその子の将来に大きく影響することを学んだことで、子ども自身や家庭へと寄り添うことのできる仕事に就きたいと考えたためです。

また、静岡県の児童福祉職は児童相談所だけではなく、子ども達と生活を共にする施設での勤務も異動の選択肢としてあります。就職後も異なる職場で様々な経験を積んでいけることも志望した理由の1つです。

県職員の仕事の「やりがい」は何ですか?

目指すゴールに向けて、自分で方針を組み立てていけることにやりがいを感じます。

児童相談所の仕事は対人援助であるため、正解がありません。

方針を立てたら実践し、途中でその子どもや家庭にあわせて少しずつ変更を重ねて行く必要があります。

どのようにすればその子どものためになるのか考えていくことは大変ではありますが、所内や様々な関係機関との綿密な話し合いを通じて考えることで、自身の学びにも繋がります。

職場の雰囲気を教えてください。

約50名の職員の幅広い年齢層の職員が勤務しています。

児童福祉司だけではなく心理や行政等、様々な職種の職員が配属されているため、多様な視点からの意見交換ができ、学べることも多いです。

また、職場の雰囲気が明るく上司や他職員に相談しやすい環境が整っています。そのため、1人で悩むのではなくチームで協力しながらケースワークにあたることが出来ています。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

写真:笠華菜子3

多様な視点からの考え方を理解した上で、物事を判断できる職員を目指しています。

児童相談所で勤務する中で、ケース会議等を通じて他機関の意見を聞く機会が多くあります。

機関によって家庭に対して関わり方や専門性が違うため、異なる考えを持つこともありますが、子どもにとって最善の利益が何なのか考えるためには、それぞれの機関の意見を理解し、尊重した上で方針を立てていく力が必要であると感じています。

今後、様々な勤務先で仕事をし、経験を積むことで、自分の理想とする職員に近づけるよう頑張りたいです。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

映画を見るなど、趣味を楽しむことが多いです。

心身共に疲れを伴う仕事なので、仕事の時間とプライベートの時間をしっかりと区切り、勤務外の時間は自分の回復に努めることで、仕事に万全の体制で挑めるようにしています。

県職員を目指す方へのメッセージをお願いします。

大変なこともありますが、たくさんの学びが出来る職場です。一緒にお仕事ができる日を楽しみにしています。

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
shokuin@pref.shizuoka.lg.jp