先輩職員の声(国派遣) 池上 友理子
池上 友理子
所属 厚生労働省 人材開発統括官 若年者・キャリア形成支援担当参事官室
職種 行政
入庁年 平成27年
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和4年11月現在の情報です。
現在、どんな組織でどんな仕事をしていますか?
厚生労働省の人材開発統括官若年者・キャリア形成支援担当参事官室に出向し、現在は就職氷河期世代の支援に関する業務を担当しています。
いわゆる就職氷河期世代とは、雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代(おおむね1993(平成5)年から2004(平成16)年に学校卒業期を迎えた世代)であり、現在も、不本意ながら不安定な仕事に就いている、無業の状態にある、社会参加に向けた支援を必要としているなど、様々な課題に直面しています。
各都道府県には関係機関や団体を構成員とする「就職氷河期世代活躍支援都道府県プラットフォーム」が設置され、都道府県内の就職氷河期世代の活躍支援策のとりまとめ等を行っているところですが、当係では当該プラットフォームの運営に関する業務や、国の各種就職氷河期支援関連施策に関する広報等を行っています。
派遣先で経験した印象深い出来事、また派遣研修により得たものについて、具体的に教えてください。
所属の所管業務だけではなく、他局や局内他課室からの確認依頼対応が常時発生するのですが、これらはほとんどメールでのやりとりになります。
また、依頼案件に関係する所属に広く情報提供するため、直接の担当者以外にも送付されます。そのため、多いときには毎分メールが届き、出向直後はそのあまりの勢いに圧倒されました。
必然的に職員間はメールでのやりとりが主となるので、わかりやすいメールの書き方や資料添付の仕方をいつも試行錯誤しています。
また、カウンターパートとして各都道府県労働局と連絡調整を行う中で、地域間の特色の違いとそれに応じた施策の重要性を意識するようになりました。
派遣研修を希望した理由は何ですか?
地方行政を俯瞰的・客観的に捉えたいと考えたからです。そのためには外部組織への出向が一番だと思い、希望しました。
派遣研修の経験をふまえて、今後やりたい仕事等をお聞かせください。
中央省庁での勤務経験を踏まえ、労働行政に限らず、様々な分野の仕事に従事したいです。
派遣先ならではの終業後や休日の過ごし方について教えてください。
地下鉄一駅で銀座へ出られるため、昼食や夕食を銀座で済ませることができます。
また、美術館や映画館にも電車ですぐ行けるので、休日には感染対策に留意しつつ文化的観光を楽しんでいます。
県職員を目指す方へのメッセージをお願いします。
静岡県では、本庁・出先機関間の異動以外にも中央省庁や民間企業へ出向し、勤務することが可能です。
出向先で経験を積みつつ、そこで得た新しい知見を県行政に生かす働き方ができることを知っていただければ幸いです。
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