実践NOTE592 「恵まれた自然環境を生かした環境教育の推進」

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1083977  更新日 2026年7月31日

印刷大きな文字で印刷

「恵まれた自然環境を生かした環境教育の推進」

静岡県立浜名特別支援学校 教諭 八木 信耶

はじめに

 本校は、小学部、中学部、高等部の児童生徒が在籍する知肢併設の特別支援学校です。令和6年度より2年間、県の研究指定校として『学校の自然 町の自然 守るために私たちができること~体験し、気付いて実践する身近なSDGs~』をテーマに、環境教育の推進を行いました。本校は自然の魅力にあふれています。海まで歩いて20分、ビオトープや山に囲まれた場所にあり、敷地内では、雉(きじ)、野兎、イタチ、クワガタなどの動物や昆虫に出会うことができます。この豊かな環境を活用することで、児童生徒の学びを深めることができるのではないかと考え、研修を進めました。

写真:環境教育研修を進行する筆者
環境教育研修を進行する筆者
写真:恵まれた自然の中にある浜名特別支援学校
恵まれた自然の中にある浜名特別支援学校

【1年目】~魅力を知る~

 最初は、教師が学校の魅力を知ることから始めました。「学校周辺には、いかに学びの場となる自然があふれているのか?」をテーマに、小グループで話し合い、発表しました。「ビオトープには生き物がたくさんいる。」「裏山の小道で工作の材料集めができる。」など、学校全体で共有できました。教師が環境の魅力を知ることが、児童生徒の興味を引き出す授業づくりにつながりました。
 写真は児童生徒が敷地内で見付けた生き物のカードを貼った『校内生き物マップ』です。何気ない日常に多くの自然環境に関わる学びがありました。

写真:児童生徒が作った校内生き物マップ
児童生徒が作った校内生き物マップ

【2年目】~興味から実践へ~

 1年目の実践を通して、芽生えた児童生徒の自然環境への興味の高まりを基に、小学部は「自然に親しみ、自然を大切にする」、中学部は「自分にできるSDGs活動の実践」、高等部は「自ら考え地域の中でできるSDGs活動の実践」とテーマを決め、授業を実践しました。児童生徒の発信を大切に、食べ物や生き物に触れる体験、地域の方との海岸清掃、裏山の小道整備で出た廃材をウッドチップにし、地域で販売する活動などに取り組みました。様々な体験を通してより深く環境について学ぶ姿がたくさん見られました。

写真:学部ごとのねらい・取り組みの様子
学部ごとのねらい・取り組みの様子

恵まれた環境を生かして

 2年間の研究を通して、学校周辺の環境を生かした授業づくりが日常的に行われるようになりました。児童生徒の「命や食べ物を大切にしよう。」「できることは何だろう。」という気付きや問いに寄り添いながら、今後も学校や地域の自然を守るための取組を進めていきます。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
kyoui_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp