しずおか文化財ナビ 神明山1号墳・神明山4号墳

よみ

しんめいさんいちごうふん・しんめいさんよんごうふん

指定区分、指定種別

県指定/記念物 ・ 史跡

指定日

2014年11月18日

員数

2基

所在地

静岡県静岡市清水区袖師町字神明1番地ほか

一般公開有無

有

駐車場の有無

無

公開情報

所有者情報

• 静岡市・神明宮
• 静岡市役所 観光交流文化局文化財課埋蔵文化財係
• 電話番号：054-221-1069

指定内容

【指定資料】　神明山1号墳・神明山4号墳は、静岡市東部を流れる庵原川の下流域に位置し、1号墳は庵原低地を望む独立丘陵頂部に、4号墳は同丘陵の南東側斜面に築造されている。
1号墳は墳丘長69mの前方後円墳で、初期の前方後円墳に特徴的な撥形の前方部形態をとる。調査の結果、古墳時代前期前半（3世紀後半）に築かれた県内最古の前方後円墳の一つであることが判明した。
4号墳は墳丘径約18mの円墳で、石室の規模、副葬品から、古墳時代後期末（6世紀末～7世紀初頭）に築かれたことが判明した。
これらの古墳は、墳形や規模、副葬品のあり方から、庵原川下流域を拠点とした古墳時代政治勢力の首長墳に位置づけられる。特に1号墳は同地域に造営された一連の有力古墳の先駆けとなるもので、古墳時代の地域史を考える上で、また、中央と地方の関係を考える上で学術上極めて重要である。

地図情報

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