しずおか文化財ナビ 平野の盆踊

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ページID1021155  更新日 2023年11月4日

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よみ
ひらののぼんおどり
指定区分、指定種別
県指定/民俗文化財 ・ 無形民俗文化財
指定日
1978年10月20日
員数
一般公開有無
公開情報
休止

文化財の説明

【指定資料】 風流踊の特色あるものの一つ。踊子がササラ、コキリコ、扇をもって踊り、現在、男踊3、女踊3、精霊送り1計7曲を残す。【紹介資料】 8月14・15日
安倍川流域にはかつて広く古風な盆踊りが伝わり、盆の3日はそれこそ「踊り暮らいた」のである。「何も考えずに、それこそ踊りょう踊りゃあ、夜は夜っぴて踊って、昼間は寝ていて、夜になるとまた踊った」大正時代から昭和にかけてはみな盆の間はそういうものだった。踊りは男踊りと女踊りの区別がある。女踊りの輪の中へ、城型の張笠をかぶった男衆1人、頭の張笠を振るように踊る「中踊り」があるのは1つの特色となっている。踊りは長刀をのぞけばいずれも輪踊りで、太鼓さんのたたく太鼓の音と歌出しさんの歌に合せて踊る。2列横隊の隊形をとって踊る長刀は、今川氏の家臣末高氏が村人に伝えたという口碑がある。末高氏は安倍7騎の1人として名を残し、平野へは永禄の頃から住居したという。この古風な盆踊りに中世のおもむきがある点からも、末高氏と関わる伝承は口碑とはいえ無視できないものがある。
(静岡県教育委員会1994『ふるさと静岡県文化財写真集4 民俗文化財・無形文化財編』より)

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