しずおか文化財ナビ 絹本着色穴山梅雪画像 伝土佐光吉筆
- よみ
- けんぽんちゃくしょくあなやまばいせつがぞう でんとさみつよしひつ
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 絵画
- 指定日
- 1963年4月30日
- 員数
- 一幅
- 一般公開有無
- 無
- 公開情報
- 随時 要事前連絡
所有者情報
- 霊泉寺
- 〒424-0202 静岡県静岡市清水区興津井上町234
文化財の説明
【指定資料】 室町時代、絹本著色幅仕立、縦89cm、横41cm、霊泉寺開山速伝の賛(天正11年6月)があり、梅雪の画像は少く、郷土資料としても貴重である。
【紹介資料】 穴山信君(梅雪)は武田信玄の家臣で、信玄の姉を母とし、信玄の娘が妻であった。信玄の死後の天正3(1575)年、江尻城主となり、織田信長に属する徳川家康の軍と対峙するが、天正10(1582)年には降伏して家康に同行して安土の信長に謁見した。ところが、本能寺の変後に伊賀越えをして三河へ逃れようとする家康とは別行動をとり、宇治田原で一揆により殺された。
この肖像画は伝土佐光吉筆で、梅雪の死の翌年に息子の信吉が描かせた。興津の霊泉寺には梅雪の墓もある。戦国武将としては不運な部類に属する人物であろうが、鋭い眼光としたたかな風貌が強い印象を与える。
(静岡県教育委員会1995『ふるさと静岡県文化財写真集 5絵画・書跡・典籍・古文書編』より)
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