しずおか文化財ナビ 富士浅間曼荼羅図
- よみ
- ふじせんげんまんだらず
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 絵画
- 指定日
- 1981年10月23日
- 員数
- 1幅
- 所在地
- 静岡県静岡市駿河区谷田53-2
- 一般公開有無
- 無
- 駐車場の有無
- 無
- 公開情報
所有者情報
- 富士山本宮浅間大社
- 〒418-0067 静岡県富士宮市宮町1-1
文化財の説明
【指定資料】 絹本著色 掛幅 縦91.5cm、横67.3cm、室町時代
富士山とその本宮浅間神社を中心に清見寺や三保松原海岸などを曼荼羅形式で図写したものである。
【紹介資料】 画面下半分が海と河川と神社を描くことに使い、神社周辺からはさかんに夏の雲が立ち上る。神社と湧玉池を中心に河川と海、そしてそこで活動する人々を描く部分が大きい。馬・船・鳥に、海でみそぎする人々、川でみそぎをする人々、湧玉池でみそぎをする人々、旅をする人々、これらがのどかに描かれている。
山自体は画面の上部3分の1か4分の1くらいの分量になる。この部分の雲霞は水平にたなびくかたちに描きわけてあり、異なる世界であることを示すものと考えられる。重文の富士曼荼羅に比べると、山頂には仏も描かれてはいず、斜面を上る登拝者もいない。左右に日と月もなく、富士の山体の右側に接する愛鷹山もあり、富士の斜面も誇張され過ぎず、リアルな感じが強い。
(静岡県教育委員会1995『ふるさと静岡県文化財写真集 5絵画・書跡・典籍・古文書編』より)
地図情報
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