しずおか文化財ナビ 清水天王山遺跡出土遺物一括
- よみ
- しみずてんのうさんいせきしゅつどいぶついっかつ
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 考古資料
- 指定日
- 2017年3月24日
- 員数
- 2,205点
- 所在地
- 静岡県静岡市清水区横砂東町33-2(静岡市埋蔵文化財センター)
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
所有者情報
- 静岡市
- 静岡市葵区追手町5-1
指定内容
【指定資料】 清水天王山遺跡は、静岡県を代表する縄文時代から弥生時代にかけての集落遺跡である。
この遺跡では、良好な土層堆積状況により、縄文時代後期~弥生時代初頭の各時代の遺物が各層位から混じり合うことなく出土した。発掘調査報告書に掲載された土器、石器、土製品、木製品、骨(こっ)角器(かくき)などの多様な出土遺物は、本県における扇状地上の集落の生活の様相を示す貴重な資料である。
特に、巴(ともえ)弧線(こせん)紋(もん)等が特徴的な縄文時代後期から晩期の土器群は、「清水天王山式」と呼ばれ、静岡県東部から山梨県にかけての標式的な資料となり、学術的にも極めて重要な資料である。
また、土製耳飾りなど充実した装身具類も、当時の風習を知る上で重要な資料である。
本県を代表する上記遺物のうち出土状況が明確にわかる2205点を指定するが、自然遺物を含めた遺物群についても、当遺跡の学術的価値を補う資料として、指定文化財と一体となった保管が求められるものである。
地図情報
このページに関するお問い合わせ
スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
bunkazai@pref.shizuoka.lg.jp