しずおか文化財ナビ 銅鐸(静岡市 登呂博物館)
- よみ
- どうたく
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 考古資料
- 指定日
- 1956年1月7日
- 員数
- 一口
- 所在地
- 静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
- 登呂博物館にて展示
文化財の説明
【指定資料】 奈良県葛城郡上枚村観音山出土、高九寸八分、底長径五寸、短径三寸八分、袈裟襷式。年代:弥生式文化時代
【紹介資料】 現在は静岡天満宮の所蔵で、登呂博物館で展示・保管しているが、もともとは奈良県北葛城郡上牧町より出土したものと考えられる。出土した時期は、江戸時代の文化年間以前である。
身の部分は四つに区画した袈裟襷文が飾る。身の上面と上半にあく孔は鋳型の支え(型持という)をおいたあとである。
銅鐸は、つり下げて鳴らす「かね」から出発し、次第に大型で装飾的な見せるためのものに変化していった、と考えられている。本例はまだ装飾化が進んでいない段階のもので、鈕(吊り手)の部分は、断面が菱形の半環状の部分の外側に扁平な縁がつけられている。そこには複合鋸歯文と呼ばれる文様が施され、鰭の部分へと連なっている。
(静岡県教育委員会1993『ふるさと静岡県文化財写真集3 彫刻・工芸品・歴史資料・考古資料編』より)
地図情報
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