第5回国際UD会議2014in東京その2
こんにちは!
UD特派員の渡邉健太です。
11月11日に参加した『第5回国際ユニヴァーサルデザイン会議2014』について、講演会は渡邉健太が、製品などの展示会は山梨静羅より報告します。
今回の記事では、スウェーデン代表のマリア・ベンクソンさんによる講演を聴いて感じたこと、新たな発見などを皆様にお伝えします。
講演テーマは「障害者のためのデザインからインクルーシヴデザインへ」でした。
まず、インクルーシヴデザインとは一言でいうと『多くの人々が求めるデザイン』です。
多くの人々、全ての人々がという点ではユニヴァーサルデザインと共通したものがあります。
「障がい者のためのデザインからインクルーシヴデザインへ」ということですが、物を作る、またはデザインする時にまず考えなくてはいけないのは障がい者の方がユーザー(使い手)であることです。
理由としては、障がい者の方に向けたデザインには、障がいによって生活に不便をきたすことを助けるためデザインに工夫が求められています。
これが、障がいをもっていない女性や子供、高齢者など多くの人が使いやすいということにつながります。
つまり、デザインに工夫や使いやすさを強く求めるユーザーを対象とすると、それが結果的に多くの人々が使いやすいデザインにつながるのです。
まさに、障がい者のためのデザインからインクルーシヴデザインへとなっていくわけです。
皆が使いやすいもの漠然と考えるのではなく、今困っている人達の声を聞いて、それに答えていくことがインクルーシヴデザイン、ユニヴァーサルデザインになっていくのだと私は感じました。
作り手側が積極的にユーザーの声を拾っていき、素敵なユニヴァーサルデザインが広がっていけば良いなと思いました!
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