ユニバーサルファッションフェスタその6
今回は取材した企業を3つのジャンルに分けてご紹介します。
まずは、衣服自体のデザインやリメイクで、誰にでも着易い形を提供している企業です。
株式会社いなもとや
年齢・体型・体の不自由さに関係なく若者からシニアまで一貫してオシャレを楽しめるデザイン提案を行っている企業です。
年齢に伴う体型の変化で、おしゃれを諦めずに済む細かい仕掛けが施されたデザイン、小さな工夫で「かわいい」と「着易い」が両立でき、年齢を選ばない衣服がたくさんありました。
細身な服に見えますが、この一枚がSサイズからLサイズまで広く対応していました。
細かいプリーツ加工で生地の伸び幅が大きく、この伸びのおかげで体型に合った伸縮が出来ます。
内股にファスナーが付いています。脱ぎ着しやすいだけでなく、靴を履くときにも容易く扱えます。
株式会社アン・コトン
洋服を長く愛用できるよう、お直し・リメイクを請け負ったり、個人のサイズに対応した衣服つくりを行っている企業です。
個人の好みに合わせて衣服をリメイクすることで、体に合わないなどの理由で捨てられることを減らし、長く愛用していける洋服を一人一人に作ってくれます。
着なくなった服から小物を作ったり、シャツとセーターを合わせることで異素材のオシャレなコラボレーションに変化させたり、子供用のTシャツに斜めのボタンをつけることで脱ぎ着しやすく柄も隠れないという工夫を施すなど、物を大切に扱う心と実現する技術を教えてくれます。
直して使えないかと考えるきっかけにもなる活動だと思います。
ハハ
ボタンを使わず、マグネットを使用したユニバーサルデザイン衣服の提案を行っているブランドです。
今回、会場に展示されていたのは秋冬の新作衣装で、義足のバレリーナをモチーフにした柄のシャツ、点字モチーフ柄のつなぎやネクタイなどがありました。
全ての衣服がボタンがマグネット式なため、誰でも簡単に開閉することが出来ます。柄のモチーフも一見するとオシャレなものの、着目するとユニバーサルを意識させる非常に上手い見せ方で意識の改変を行っているように感じられました。
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