三重県庁さん（バリフリツアー）取材その3

UD特派員の松浦です。

第二弾では、三重県にあるUD団体のひとつを紹介していきます！

三重県には、現在16のUD団体があり、それぞれ精力的に活動を行っています。

今回はその中から『NPO法人UDほっとねっと』さんを紹介します。

時間の都合で、直接伺うことができなかったので、三重県庁さんのご紹介で、代表の伊藤様に電話でお話を伺うことができました。

『NPO法人UDほっとねっと』さんは三重県四日市市を拠点に街がUDタウンになるように発足した団体です。

UD団体として設立したのは平成15年ですが、今年度からはNPO法人として新しく生まれ変わり、活動をますます広げているそうです。

では、今年度から始めた取組のいくつかをご紹介します。

企業への啓発活動

高齢者や障がい者を含め全ての人にとってハード面、ソフト面ともに優しい企業を育成していく取組です。
具体的には、企業を対象に『ユニバーサルサービス接客セミナー』を開催したり、一般市民に周知するために『みんなにやさしい企業展』を企画したりしています。

近年、元気な高齢者でも足腰が弱い、固いものが食べれないなどを理由に、外に出掛けない人が増えているそうです。
そういった高齢者も安心して出掛けられるような社会をつくるために、企業に呼びかけを行っていく必要があるとおっしゃっていました。

買い物弱者対策を考える会

高齢者増加に伴い、買い物弱者も増加しています。
そんな中、どのような買い物サポートができるか、四日市市の各地区ごとに考えて、出前買い物ツアーなどの取組を実施しているそうです。

代表の伊藤さんは、UDを広めていく上で障がいのある人などとの交流を大切にしているそうです。
「UDは障がい者のためにしてあげなきゃ！という配慮が優先するのではなく、あくまでも障がい者などと同じ目線に立ち、仲間として受け入れ一緒に楽しい時間を過ごすために必要なもの」とおっしゃっていました。

このお話を伺ったとき、なるほど！と思いました。
私自身、なぜUDが必要かを改めて考えさせられました。

『UDほっとねっと』さんのHP、ぜひチェックしてみてください！

次の投稿では、三重県が大変積極的に取り組んでいる「バリアフリー観光」について報告していきます！