浜松市役所の取組その6(全6回)
特派員の杉村世奈です。浜松市役所の取材の後半です。
音声案内サイン
ピンポーンという音の元には、音声案内がありました。
対応するカード(シグナルエイド・視覚障害者用カード)を持っていれば、音声案内の機械に反応して、現在地を知らせてくれます。
また、音声案内のところにある地図は、触知案内板と言い触るとボコボコしていて、目の見えない人でも地図を読むことができます。
平面横断化の推進
車椅子の方にとっては、地下道はUDではありません。まだ浜松市役所の周りには地下道を通らないと、横断できない道路が存在しています。浜松市は地上で横断できるよう平面横断化を目指しています。
しかし、目の見えない人やお年寄りは、青信号の時間を気にせず、自分のペースで横断できる地下道を必要としています。
そのため、浜松市では市役所南の地下道は、残しながら平面横断化にすることを考えていました。
ハートのユニバーサルデザイン
これは浜松市が最も力を入れている取組だと思われます。
街を整備するのもとても大事ですが、この取組は街で暮らす人々の心を育てるというものです。UDが完璧な街なんてないと思います。その溝を埋めるのが市民の心です。困ってる人がいたら助けてあげる、助け合いの心を浜松市は大切にしていました。
具体的には、学校の総合教育でUDを取り上げたり、職員が学校で出前講座をやったりしています。
助けるのにも、知識がないと行動に移せないと思います。
どういうところで助けが必要なのか、どこが不便なのか、何がUDなのか。
互いに理解することが大事だと思いました。
今回の取材では、このような浜松市独自の取組を発見することができました!
なるほど?!と思う点がたくさんあり、とても勉強になりました。
市役所の周りだけでもこれだけ見つかったので、浜松市にはUDが色々な所で見られると思います。
私は素敵な街を目指している浜松市を、より好きになりました。
浜松市役所のみなさん本当にありがとうございました。
次回以降、他の街の取組について調査したいです!!
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