しずおか文化財ナビ 埴輪男子立像

よみ

はにわだんしりゅうぞう

指定区分、指定種別

国指定/有形文化財 ・ 考古資料

指定日

1959年6月27日

員数

1躯

所在地

静岡県熱海市桃山町26-2MOA美術館

一般公開有無

有

駐車場の有無

有

公開情報

常設展示ではない

文化財の説明

像高131.5cm　古墳時代
比較的大きな三角形の冠をかぶる。鼻筋はすっと通り、それに小さく切ってある口がよく釣り合う。顎がよく張り、鋭い。髪はみずらに結び、肩まで届く。両腕はぐっと張り、肘から先には籠手を着け、手を腰に当てている。裾の広い上衣は左まえになっていて、二ヶ所紐で結び帯を締める。帯からは円頭の太刀を吊るし、鞆（弓を射るとき左手首に着け、弦の打撃から手をまもる用具）も吊るしてある。太めの袴は膝上のあたりを紐で結ぶ。
以上のような描写ができるほどに、この埴輪の作りは省略が少なく、細部まで表現してある人物埴輪である。
群馬県佐波郡三郷村で出土したものである。（出典「ふるさと静岡県文化財写真集　3　彫刻・工芸品・歴史資料・考古資料編」（編集・発行：静岡県教育委員会））

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