しずおか文化財ナビ 紙本著色岩佐勝以像　附書状、家系図

よみ

しほんちゃくしょくいわさかつもちぞう

指定区分、指定種別

国指定/有形文化財 ・ 絵画

指定日

1939年5月27日

員数

1幅

所在地

静岡県熱海市桃山町26-2MOA美術館

一般公開有無

有

駐車場の有無

有

公開情報

常設展示ではない

文化財の説明

彼の自画像。この図に付属した系図と自筆書状が伝えられているが、これによれば寛永14（1637）年に60歳で福井から江戸へ出た彼は、徳川家光の命に従い仕事を進める。73歳で病を得た彼は、自画像を描き故郷の妻に送った。
竹の椅子に脚を投げ出し気味に腰掛け、竹の杖を身体に沿わせて持つ。病の彼は身体も表情も力はない。背後の薙刀や卓上の筆箱・三足香炉などの細部描写も勝以の絵の個性としておもしろく、おだやかな絵であるものの無駄のない線と的確な個性の描写がするどい。（出典：「ふるさと静岡県文化財写真集　5　絵画・書跡・典籍・古文書編」（編集発行：静岡県教育委員会））

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