しずおか文化財ナビ 雑伎彩絵唐櫃<蓋欠>
- よみ
- ざつぎさいえからびつ<ふたけつ>
- 指定区分、指定種別
- 国指定/有形文化財 ・ 工芸品
- 指定日
- 1961年4月24日
- 員数
- 1合
- 所在地
- 静岡県熱海市桃山町26-2MOA美術館
- 一般公開有無
- 有
- 駐車場の有無
- 有
- 公開情報
- 常設展示ではない
文化財の説明
縦82.4cm 横63.9cm 高さ60.6cm
平安時代前期
唐櫃は、前後に各2脚、左右に各1脚の、計6脚の直方体の櫃。衣装そのほかを入れる調度品である。中国より伝えられた形式であるため、日本で製作されたものでも、こう呼ぶ。
この唐櫃は平安時代前期のもので、唐櫃そのものもさることながら、遺されているものの少ない平安時代の絵画としても貴重。
彩絵は、前面に闘鶏を囲む人々、背面には曲芸人と見物人。人物は中国的に描かれるが、中国渡来のものを手本としたからと思われる。木地に直接墨で下書きし、白・緑・赤などの彩色をし、上に油を塗ってある。(出典「ふるさと静岡県文化財写真集 3 彫刻・工芸品・歴史資料・考古資料編」(編集・発行:静岡県教育委員会))
地図情報
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