私の妹は・・・【寄稿日:令和7年3月7日】
常葉大学短期大学部 保育科 講師 森岡 真樹 氏
私には10歳離れた妹がいます。私は大学進学を機会に実家を出ていますので、妹と一緒に生活した期間は8年ほどしかありませんが、生まれた時から可愛がっていたことは覚えています。
20年以上前の話になりますが、『妹が登校時間が近づいてくると腹痛を訴えたり、気分が悪いと言い出し、集団登校に間に合っていない』『学校がイヤだという訳ではないようで、行ってしまえば最後まで楽しく過ごしている』とある日、母親から話がありました。家族全員が妹の状態に疑問をもち、妹自身も自分の状態を解説できる訳もなく、何かの病気?単なる怠惰?何かいじめとかあった?など、いろんな思惑が錯綜していました。そのうち、自然と集団登校で行くようになったと母親から聞き、安堵と共に、当時はこの出来事が「何だったのか・・・??」と喉に刺さった小骨のような引っかかりを感じていました。
今では、心と身体の繋がりは当たり前のことであり、登校渋り・不登校は珍しいことではありません。起立性調節障害、HSP・HSCといった情報も専門家から発信されています。当時、これらの情報を知っていれば、もう少し効果的な対応が妹にできたかもしれませんし、家族としての気持ちの持ちようや関わり方の姿勢も変わっていたかもしれません。
【知らない】【分からない】ことで徒に不安や恐怖が生まれ、相手を心理的に遠ざけることにも繋がります。逆に考えると《知る》《分かる》ことで、世界が広がるということですね。
余談ですが、妹は非常に社交性が高く、関わるコミュニティー全てで多くの人と繋がり、私よりも沢山友達のいる大人になりました。
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