コロナ禍の影響(インタビュー調査)【寄稿日:令和3年3月19日】

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1013473  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)バリアフリー推進部 竹島恵子 氏

昨年の緊急事態宣言の発令を受けて日常生活にどのような影響があったのか、有識者・障害当事者へ伺いました。調査は2020年8~10月にオンライン形式で16名の方にご協力頂きました。

日常生活の主な場面として、買い物ではまとめ買いや宅配注文が増え、聴覚障害者は店舗レジ等でのマスク着用やビニールカーテン越しのコミュニケーションの難しさ、視覚障害者はアルコール消毒の場所やレジの並び方がわからないといった現状が指摘された一方、発達障害者はレジの立ち位置シールで並びやすくなった、セルフレジが増えて発語せずに買い物できるのは楽といった意見もあげられました。会合では、オンラインや書面に切り替わり、オンライン化で以前より会合に参加するようになったとの意見もありましたが、通信環境や情報保障などの問題が今後の課題といった指摘もありました。またマスクの着用、距離を取ると発言者がわからないため、挙手や名前をいうなどのルール化の共有も必要との意見があげられました。

お話を伺う中で感じたことは、新しい生活様式をはじめ様々な環境の変化に皆さんが柔軟に対応されていることでした。そうはいっても、オンラインや対面の共有を考えると、偏りのない発言機会を設けることや参加のための技術的、経済的な支援の必要性、在宅時間が長くなることによる当事者だけでなく、家族への支援の必要性等課題が残されています。

ワクチン接種が徐々に始まってはいますが、まだまだ新しい生活様式に対応していく必要がある日々が続くかと思いますが、皆さんで乗り越えてまいりましょう。

イラスト::新しい生活様式

ポスター:三密回避

インタビュー調査結果は

でダウンロードいただけます

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
shohi@pref.shizuoka.lg.jp