移動におけるユニバーサルデザイン【寄稿日:令和3年3月19日】

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ページID1013471  更新日 2023年1月13日

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スズキ株式会社 モビリティ・サービス企画部 畔柳清光 氏

車に関する話題となりますが、警察庁によると昨年末時点で75歳以上の運転免許保有者は約590万人います。運転免許返納が話題となっていますが、昨年75歳以上の運転免許返納者は約30万人でした。多くの高齢者が自動車を運転しています。特に、地方では公共交通の縮小・廃止等もあり、生活のために無くてはならないものとなっています。

現在発売されている多くの車には、高齢者に優しい事故を未然に防ぎ、お客様の万一の時の安全を確保するために、運転をサポートする技術が搭載されています。地方でよく見かける軽トラックにも設定されています。

今後、高齢者の免許更新時の負担も増えてきますが、自動車の安全性向上とわかりやすい道路標示等の整備も進み、高齢者にも優しい車社会を作る必要があると感じています。

また、国は低速で小型なモビリティを「多様なモビリティ」として導入推進も進めています。高齢者の安全な移動機会を確保できるモビリティが望まれています。自動運転車や自動配送ロボットも開発が進んでいます。

様々なモビリティが、ユニバーサルデザインの本質である様々な人に使いやすい商品・サービスとして、また安全性を最優先に考慮し、環境を意識した商品開発が進み、生活が変わる世界が、近くまで来ています。

これからのモビリティ社会は、「自動車中心」から「人中心」に変わろうとしています。

未来の夢のあるモビリティ社会にワクワクしませんか。モビリティに少しでも興味をもって期待していただきたい。

写真:軽トラック

写真:多様なモビリティ

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