特定非営利活動法人しずおかLGBTQ+(静岡市)

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1013361  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

多くの人が性の多様性について知り、考え、尊重していくことを目指して

特定非営利活動法人しずおかLGBTQ+は、性的少数者(LGBTQ(1))やセクシュアリティ(性的指向、性自認など)に関わる様々な課題について、すべての人々が社会の課題として共に考えていくこと、より多くの人が性の多様性を知り、多様性を尊重していける生活の実現を目指して活動しています。

2013年に市民団体として始まり、2018年には特定非営利活動法人となって、LGBTQやセクシュアリティに関する講演会や研修、パネル展などを開催して啓発を行うほか、イベントを通じ交流の場を作るなど、様々な取り組みを行っています。現在は静岡市の性的少数者居場所づくり事業を受託し、「にじいろカフェ」を運営しています。このような活動を行う団体はLGBTQ当事者であることが多い中、しずおかLGBTQ+は当事者・非当事者が一緒に活動しています。

(1):L=レズビアン(性自認が女性で、好きになる対象が女性の人)、G=ゲイ(性自認が男性で、好きになる対象が男性の人)、B=バイセクシュアル(好きになる対象が男性・女性両方の人)、T=トランスジェンダー(生まれた時に割り当てられた性別に縛られずに生きたいと望む人)、Q=クエスチョニング(性自認や性的指向が明確でない人)の5つ[静岡市(2020)「にじいろBOOKしずおか」p5より引用]

写真:特定非営利活動法人しずおかLGBTQ+

「LGBTQ+」という名前に込めた思い

代表理事を務める細川知子さんは、中学生の時に読んだ古典「とりかへばや(2)」がきっかけで、世の中には男女という性別があるものの、実際にはその生き方までを一概に分けることはできないと考えるようになったと言います。そしていつか、性のあり方について語り合える場を作りたいと考え、社会人として大学に進学したのを機に市民団体「LGBTしずおか研究会」を立ち上げました。

法人化にあたり、団体名を現在の「しずおかLGBTQ+」と変更したのには、細川さんたちのある思いがありました。LGBTQとは性的少数者の総称ですが、そこに+(プラス)の性的多数者を加えることで、性的少数者ではない周囲の人たちの認識を変え、すべての人たちで性の多様性に関する課題に関わっていく必要があると体現したい、という願いを表現しました。【特定非営利活動法人しずおかLGBTQ+(静岡市)2へ続く】

(2):平安時代の古典。異母兄妹がその性格から男児は姫君として、女児は若君として育ち、本来の性別を隠したまま社会に出る。周囲の人々と関わる中で起こる様々な問題や苦悩を経て、最後には元の性に戻るという話。

写真:代表理事の細川さん

企業情報

静岡市葵区一番町50番地(番町市民活動センター内)

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
shohi@pref.shizuoka.lg.jp