企業組合松崎桑葉ファーム Matsuzaki Souba Farm(松崎町)
【こんな活動をしています】
桑の栽培、桑の葉茶の製造・加工を通じて、特別支援学校の生徒や意欲ある地域住民に活躍の場を提供。
【ユニバーサル社会づくり】
すべての人が社会のなかでいきいきと暮らし、誰もが自分の持てる力を活かして活躍できる社会づくりを進めることも、ユニバーサルデザインの考え方です。
地元の繋がりを大切に、桑の葉でわが町の様々な人の社会参加を応援
静岡県松崎町は、かつて養蚕と桑栽培で栄えた歴史ある街。企業組合松崎桑葉ファームは、豊かな香りのする桑の葉を「松崎ブランド」として使用し、町おこしに踏み出しました。
地域との繋がりを大切に、東部特別支援学校・伊豆松崎分校の生徒の農業体験実習を実施しており、今後は意欲的な生徒の雇用につなげていきたいと考えています。
この伊豆松崎分校との協働活動は、静岡県の農山村地域の活性化を図る「一社一村しずおか運動」にも認定されました。
UDの取り組み〈実践者からのメッセージ〉
地域みんなの力で取り組む『桑の葉による町おこし』!地域復興と雇用促進を目指して。
町おこしを目的に、農薬不使用で行っている桑の葉の栽培において、特別支援学校の生徒さんたちの力は一大戦力。収穫のみならず、土地の整備・苗の手入れ、雨の日には包装作業なども体験していただいています。
さらに剪定作業と草刈りには年齢制限は設けず、働く意欲のある地元の方も参加しています。人と人との繋がりを大事にしてきた結果、一緒に町の課題に向き合う仲間たちも増えてきました。
素材としての桑の葉は、健康にも良いとされる桑の葉茶に加工し、町民の健康増進活動にも貢献しています。多様な方の社会参加と桑の葉茶で「目指せ健康長寿日本一」を掲げる松崎町に寄与できれば良いなと思います。
UDポイント
桑の葉茶で雇用の創出を実施
桑の葉の栽培・加工には、地域の働く意欲のある方を年齢問わず雇用しています。桑の葉の加工には、畑の近くに加工工場を導入することで域内就農者の支援と拡大を促進。草刈りなどの作業には、働く意欲のある地域の方も参加し、医療費や健康保険料の削減に貢献しています。
特別支援学校生徒の農業体験
行政と連携し、東部特別支援学校・伊豆松崎分校生徒さんの農業体験実習を実施し、農作業のほかに包装も体験していただいています。生徒のみなさんとは、ほぼ毎日のように顔を合わせ、コミュニケーションを積極的に取り合うことにより、地域の横のつながりはより強固なものになりました。
一社一村しずおか運動について
社会貢献したい会社と地域を結ぶ、「一社一村しずおか運動」
日本で初めての試みとして静岡県が2006年から取組を実施している「一社一村しずおか運動」は、農村と企業の協働活動による地域活性化が目的です。都市と農村の交流が生まれることで地域の活性化を促進する仕組みとなっており、新たな可能性を生み出す期待が持たれます。
施設情報
- 賀茂郡松崎町松崎316-9
- 電話番号:0558-43-1670
- ファクス番号:0558-36-4966
- 営業時間:9時から15時(年中無休)
このページに関するお問い合わせ
くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
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