昭和の森会館　Syowanomori　Hall（伊豆市）

特に「障害のある方」、「高齢者」、「子ども連れの方」、「外国人」へ配慮した取り組みを行っています。

主なUD設備：車椅子用トイレ、スロープ、車椅子貸出、介助支援、補助犬、オムツ替えスペース、授乳室、多言語対応、多言語表記、オストメイト対応トイレ

天城の大自然と文化が学べる誰もが使いやすい場所を提供

天城の大自然を学べる昭和の森会館では、お客様からの要望に応え、2018年12月に駐車場にユニバーサルデザインのトイレを新設しました。入口にはスロープ、男女トイレ両方にベビーチェアを設置するなど、利用者の声を反映した整備を行っています。

また、会館内においては、天城の山に生息する動植物や、地域の文化を紹介する展示品の説明文に英語表記を用いるなど、外国人観光客に向けた対応も。誰もが使いやすい施設を目指して取り組んでいます。

UDの取り組み〈実践者からのメッセージ〉

時代の変化に合わせた対応を。誰にとっても居心地が良く過ごしやすい空間を目指して。

天城の森に関する情報を紹介している昭和の森会館は、道の駅「天城越え」内に位置しており、観光を目的とした来館者のほか、ドライブの休憩所としての役割も果たしています。

2018年12月に屋外に新設したトイレには、入口にスロープを設置し、全個室を和式から洋式に切り替え、手すりも完備しました。

また、会館内では、外国の方にも伊豆地域のことを知ってもらえるよう、複数の外国語を使った案内を取り入れています。これからもハード面・ソフト面の両方において「施設としてなにができるか」を常に意識をしながら、長いスパンで未来を見据え、誰にとっても居心地のよい空間づくりに力を入れていきます。

UDポイント

男性用トイレ内にもベビーチェアを設置

乳幼児を連れて外出する際は、トイレにベビーチェアがあると安心です。新設したトイレには、女性用、男性用の両方に設置しておりますので、男性のお客様も便利に活用できます。

点字付きボタンは外国の方にも対応

男女トイレ内の洗浄ボタンは、英語・点字対応です。また、ピクトグラムも表示して誤操作を防止。ボタンの配置は洗浄ボタンとウォシュレットが分かれた、使いやすい仕様です。

実際に触れる展示品の説明に英語表記を

天城・伊豆の自然を紹介する昭和の森会館内の展示品は、実際に手で触れられるものもあります。外国の方でも気軽に手にとっていただけるよう、説明文には英語表記を準備しています。

すぐに始められるUDアイデア

展示品解説の英語表記は手づくりのキャプションボードで費用削減

昭和の森会館内「森の博物館」に並ぶ展示品には、日本語解説のほか、手づくりのキャプションボードで英語の解説を加えています。ボードは、紙を貼れる市販のボードに、解説文を入力・印刷した紙を貼り付けて作成。低予算でかつ、誰にでも制作が可能です。

施設情報

• 伊豆市湯ヶ島892-6
• 電話番号：0558-85-1110（昭和の森会館）
• ファクス番号：0558-85-0668
• 営業時間：8時30分から16時30分、第3水曜日は休み

• 昭和の森会館ホームページ（外部リンク）