Eジャーナルしずおか第259号(抜粋)令和5年5月発行
令和6年4月、島田市・金谷に ふじのくに国際高校が開校します!!
自由な学校で、自分だけの高校生活をデザイン!
ポイント01 時間割が自由!
時間割を自分で作るから、登下校の時間も自由!
- ゆっくり昼から通学もOK
- 授業は午前だけ、午後は他の活動に集中もOK
ポイント02 制服は無し!
自分でふさわしい服装や行動を判断しよう♪
- 好きな私服で登校してOK
- 校則もシンプルでアルバイトもOK
ポイント03 国際的な教育も導入!
海外大学への受験資格も得られる国際バカロレア教育の導入を目指して準備中
- 希望者はバカロレアの授業を受けられる!!(下を参照)
ポイント04 進路もバッチリ!
探究中心の授業で、変化の激しい時代に求められる人材を育成!
- 地元島田市や静岡大学と連携した充実の探究学習
- その成果を活かして就職や大学入試にも対応
学校説明会開催! 参加無料
駐車場完備!事前申込み不要!個別相談も実施!(途中参加・途中退席可能)
- 日時:5月21日(日曜)14時~15時30分
- 会場:夢づくり会館(島田市島550-2)
- 対象:中学生、保護者、学校関係者
- 問合せ先:0547-45-4155
令和6年4月、小山高等学校内に 御殿場特別支援学校小山分校が開校します!!
県教育委員会では、障害のある人もない人も互いを理解し、同じ地域で共に支え合い育つという「共生・共育」の理念を掲げています。現在、小学校・高等学校に13校の特別支援学校分校を設置しており、令和6年4月に14校目となる御殿場特別支援学校小山分校が開校します。
- 通学区域:御殿場市、裾野市及び小山町
- 生徒数:48人
- 設置学部:高等部(知的障害)
実践NOTE515
生徒が「学ぶ価値」を実感する単元づくり ~単元で構想するICT活用方法の追究を通して~
磐田市立城山中学校
教諭 萩田 駿
本校では、学校での学びは、生活の中で生きて働く価値あるものにつながるものと捉え、主体的に学ぶ生徒を育成したいと考え、授業づくりに取り組んでいます。
教員が語る「なぜその教科を学ぶのか」
生徒が学ぶ価値を実感するために、この問いに私たち教員が自問自答し、語ることができることが必要不可欠であると考えました。まず教員が各教科・単元の魅力を見つけ、社会との関連を考え、学ぶ価値をもつこと。単元末に生徒が価値を実感することができるよう、教科や単元の本質について熟考した。
「単元を貫く問い」を設定しました。この単元構想図作成方法を全教員と共有し、単元づくりに努めました。
ICT の研究指定を受けて、新たな試みへ
単元づくりにICT 活用を取り入れた1 年目は、実践例も数多く集まり、教員も生徒もICT に慣れていきました。しかし、実践例が増える一方で、「ICT を活用することが目的になっている」という意見もあり、生徒が学ぶ価値を実感するために、単元を通して効果的なICT 活用方法はないのか追究していこうと教員の意識を変えていきました。
「学ぶ価値を実感する単元づくり」×「ICT 活用」
活用場面を(個で深める)(協働で深める)(深まりを振り返る)に分類して考えることで、各教科の単元構想への位置付け方を見出していきました。
さらに、学習内容をタブレットで蓄積していくことにより自分の学びを自覚する授業や、調査し考察した内容をGoogle のmeet 機能を活用して直接他県の市役所職員にプレゼンする授業など、教科を学ぶ価値を実感しやすい単元構想が増えてきました。
学ぶ価値を実感することで生徒が変わる
「学ぶ価値」は、私たち教員が考えているものがすべてではなく、教科の学びを通して、生徒たちが自身の中で見出していく姿も見られました。古典の単元末の振り返りでは「時代を超えて筆者の考えを分かち合い、私たちも思いを未来へ発信していく、それが古典を学ぶ魅力である」と、自分につなげて振り返る生徒もいました。
学ぶ価値を実感した生徒は、更なる課題へと目を向け思考し始めたり、他教科や現実社会について考え、ICT によって学びの可能性をさらに広げていきます。私たち教員は学びの伴走者として、共に学び生徒の主体的な学びを支えていきたいと思います。
実践NOTE515は以上です。
実践NOTE516
ゼロからのスタートじゃない!! ~幼児教育から小学校教育への架け橋~
伊豆の国市立共和幼稚園
教諭 坂倉由貴子
育ちと学びをつなぐ
小学校へ入学する子どもたちにとって、「見えない・分からない」学校生活は、期待と不安が入り混じっています。
令和4年度当初、隣接する韮山南小学校1年担任教員と共に接続カリキュラムの作成を行いました。育ってほしい10の姿の理解を深めながら、教員間で育ちと学びをつなぐ交流計画を見直したことにより、小学校と園児の心の距離を縮めることができました。
ドキドキからワクワクへ
従来の交流活動に捉われず、人や物に主体的に関わる交流として、園児の兄や姉に、小学校がどんなところかを聞きました。すると、授業内容や学校についての手紙が届きました。その手紙を年長児クラスで紹介したところ、子どもたちからも聞いてみたいことや知りたいことが挙がりました。
そこで、交流研修として来園した小学校教員に「図書室に絵本がどのくらいありますか?」「先生は何人いますか?」などの質問に答えてもらい、他にも小学校で踊っているダンスを教えてもらいました。
その後、子どもたちから「お礼を言いたい」と言う声が聞かれたので、子どもたちの言葉を手紙にしました。手紙が完成すると、ワクワクが止まらない様子で急ぎ足で渡しに行きました。小学校の先生が喜んでいる姿を見た子どもたちは、充実感に溢れていました。
キーワードは「つなぐ」
交流体験から小学校が身近な存在になり、入学後の自分のイメージが生まれ、期待と安心感につながりました。「接続カリキュラムの推進」と「育ってほしい10の姿」を手掛かりとした園内研修や交流研修を通して、教員の学びの芽生えに対する捉え方が変わりました。小学校は、ゼロからのスタートではありません。
今後も、幼稚園と小学校の接続期の充実に向け、教育や人がつながることによる連続性と一貫性の視点を持ち続けていきたいと思います。保護者にも「遊びは学び」につながっていくことも伝えていきたいです。
実践NOTE516は以上です。
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