静岡と韓国の親善交流事業「朝鮮通信使記念茶会」の開催
平成26年から開催している朝鮮通信使記念茶会が、今年も清見寺にて韓国の要人を迎えて開催されました。1607年に徳川家康公が国交断絶後最初の朝鮮通信使を駿府城で歓待したという故事にちなんで、初回の開催から10年以上が経過をしました。
今年は、茶会開催前に、韓国忠清南道の全亨植(チョン・ヒョンシュク)政務副知事と金玉彩(キム・オクチェ)駐横浜大韓民国総領事がそれぞれ県庁に鈴木康友知事を表敬し、日韓交流の発展について語り合いました。
その後行われた茶会には、ご両名に加え、徳川宗家代19代当主の徳川家広氏にご参加いただき、茶道裏千家業躰名誉教授方中島宗基氏と増井浩二静岡県副知事が亭主として歓待いたしました。
茶席では、静岡県産のお茶をいただきながら往時を偲びつつ、日本と韓国の更なる友好関係に向けた会話を交わし、ユネスコ「世界の記録」にも登録された朝鮮通信使関係資料を観覧しました。
今回の茶会は、最も近い隣国である韓国の関係を重要視した徳川家康の平和外交の精神を今一度思い起こし、さらには未来へと平和を紡ぐことを目的として開催されました。400年以上の時を経て、日韓の親善交流が長く未来へと引き継がれていくことに思いをはせながら静岡茶をたしなむ時間は、両国の絆を確かめ合うまたとない機会となりました。
来年は日韓国交正常化60周年を迎えます。徳川家康公が朝鮮通信使を歓待した平和外交の精神を忘れず、日韓関係のより一層の活性化に努めてまいります。
《清見寺にて茶道裏千家によるお点前》
《朝鮮通信使関係資料の観覧》
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