インドネシア向け静岡県PR動画の公開と西ジャワ州とのオンライン知事会談

地域外交局では、2017年11月に人材育成と経済分野での協力推進に係る覚書を調印したインドネシア西ジャワ州との交流を紹介し、インドネシア、西ジャワ州の皆さんに本県への親しみを感じていただくとともに、国際的な往来再開後を見据え、本県の更なる知名度向上を図り、「新しい生活様式」に対応している安全・安心な本県をいち早くPRする目的で、インドネシア向け静岡県PR動画を制作しました。

この動画には、約9年間にわたり、インドネシアのプロサッカーリーグで活躍した松永祥兵さん（ふじのくに観光公使、三島市出身）が出演しており、松永さんがインドネシア語で、本県と西ジャワ州とのつながりや本県の概要、お薦めの観光スポット、ハラールポータル、宿泊施設等における新型コロナウイルス感染症対策を紹介しています。最後には、インドネシアの皆さん、西ジャワ州の皆さんに向けた知事からのメッセージも収録しています。

松永さんは、インドネシアで最も有名な日本人のひとりで、約40万人のインスタグラムのフォロワーを持ち、そのほとんどがインドネシア人といわれています。2018年には、仲川遙香さん（JKT48メンバー（当時））らとともに、日本インドネシア国交樹立60周年親善大使も務めており、この動画をなるべく多くのインドネシア人の方に見ていただくために、松永さんのインドネシアにおける影響力をお借りさせていただくことにしました。

動画は地域外交課Youtubeチャンネルで公開していますので、インドネシアを対象とした企業説明会や交流事業等における本県を紹介するツールとして、是非御活用ください。
（動画公開場所：地域外交課Youtubeチャンネル）

• 地域外交課Youtubeチャンネル（外部リンク）

また、11月18日には、川勝知事とリドワン・カミル西ジャワ州知事がオンラインで会談を行いました。両県州知事の会談は、昨年(2021年)11月のカミル知事の本県訪問以来約1年ぶりです。

川勝知事のアイデアで、カミル知事ご自身が描き、本県に寄贈された富士山の絵画を、カミル知事から見える位置に飾ったところ、大変喜んでいただきました。

川勝知事からは、先ほど紹介した松永さん出演のインドネシア向け静岡県PR動画を紹介し、カミル知事からは、今後の協力に関する提案とJICAの支援を得て建設されたパティンバン港を中心とした街づくりの取組が紹介されました。

なお、会談では両知事が、現在の協力関係を継続させる考えで一致しました。カミル知事に、「今後も本県との協力関係を続けたい」とおっしゃっていただいた時には、本県の長年にわたる地域外交の成果だと、本当に嬉しかったです。

一日でも早くこの新型コロナウイルス感染症が収束し、相互訪問できる日が戻ることを切に願っていますが、残念ながら、実現にはまだ時間がかかりそうです。しかしながら、私はその日は必ず来ると信じています！

それまでは、今回のようにオンラインも活用しながらできることを精一杯行い、交流の灯を守っていかなければならないと改めて強く心に誓いました。
Marisemangaat！！（マリスマンガァ！！）（インドネシア語で「頑張るぞ！！」の意味）