インドの活力を県内に取り込め(2) -外資系企業誘致等の一環として、県主催のクリケット大会を初めて開催-
本県は、人口減少や少子高齢化による人材不足の影響を受ける県内企業支援と地域活性化を図るため、外国人材や外資系企業の活力を取り込む施策を展開しています。
中でも、インドは、国連人口基金の推計では、昨年、人口が中国を抜いて世界最多となり、また、民間の調査では、ITや科学・数学などのSTEM分野を専攻した大学等卒業者数が世界1位と言われるなど、近年、世界から大きな注目を集めています。
こうした中、前回の「ようこそ部長室」では、インド人材の活力を県内に取り込むために実施しているインド人材と県内企業とのオンライン就職面接会事業を紹介しました。今回はインドシリーズ第2弾として、インド企業等の活力を県内に取り込むために実施した、インド等で大人気のスポーツ・クリケットの大会をご紹介します。
インド企業の活力取り込みには成功例があります。平成29年、インドのIT企業ゾーホージャパン株式会社が川根本町にサテライトオフィスを開設しました。同オフィスで働いているインド人社員は、地域住民と積極的な交流を行っており、住民とクリケットを楽しんだり、地域行事に積極的に参加するなどし、地域活性化につながっています。県としては、このような成功例を増やしたいと考えており、インド企業等とのネットワーク構築と、本県への就職や移住、企業進出の動機付けを図るため、2月10日、首都圏のインド系企業等で働くインド人材等を本県に招待し、クリケットの大会を開催しました。
富士市にある全国的にも珍しいクリケット専用グラウンドで、富士山をバックにクリケットを楽しんでいただくことで、参加者の皆様に本県の自然環境や魅力を存分に体感していただきました。
また、クリケットの試合にはティータイムがあることにちなんで、ティーやお菓子を楽しめる休憩ブースを設置し、県職員によるサテライトオフィス誘致支援策等の説明、富士市及び川根本町職員によるお茶の提供、地域の魅力紹介等を実施しました。
当日は、近隣にお住まいのクリケットファン等も来場し、皆で大会の行方を見守りました。インドの方のクリケットに対する情熱は計り知れないものがあり、一つ一つのプレーに一喜一憂し、自身のチームを全力で応援する姿に心打たれました。
休憩ブースにおけるPRも盛況で、多くの皆様に本県の魅力を紹介することができました。説明を受けた選手達からは、今日の体験や誘致資料を持ち帰り、社内で共有するとの声もありました。
県では、引き続き、外国人材の県内での活躍支援や外資系企業サテライトオフィスの誘致に取り組み、人材不足の影響を受ける県内企業支援や地域の活性化を図り、本県の活力の維持・伸張に貢献してまいります。
≪富士クリケットグラウンドでのプレー風景≫
≪大会後の集合写真≫
≪休憩ブースでの県による説明≫
≪休憩ブースでの川根本町による特産品の紹介≫
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