インドネシア西ジャワ州職員向けにオンラインセミナーを開催しました！

10月2日、27日の2日間、インドネシア西ジャワ州の行政職員向けに、オンラインセミナーを開催しました。西ジャワ州はジャワ島西部に位置し、人口は約5,000万人と、インドネシア国内で人口が最多の州です。
本県は、2017年に、同州と「人材育成及び経済分野での協力推進に係る覚書」を調印し、研修員の受入やインドネシア人材と県内企業との就職面接会など、これまで様々な事業を協力して実施してきました。
インドネシアは増加する人口に対して、働き口が少ないため、失業率が高く、社会的な課題となっています。そこで、今回のオンラインセミナーでは、「静岡県で働く」をテーマに、同州で労働行政を担う職員等に対し、本県での就職に対する理解を促進し、本県への就職を希望する同州の皆様を安心して送り出していただけるよう、本県の労働環境、生活環境などを紹介しました。

　セミナーでは、以下の4種類の講義を行いました。
1．日本の在留資格（種類と要件）
2．日本の労働法制（労働条件や社会保障、額面と手取りの違いなど）
3．インドネシア人材を雇用している県内企業の担当者や働いているインドネシア人社員の話（企業がインドネシア人材に求めること、企業でどのような仕事をしているかなど）
4．本県で生活するインドネシア人の話（本県での生活、カルチャーショックの乗り越え方など）

　受講者の方々からは、「とても有意義な講義だった」との感想をいただいたほか、「在留資格の申請から承認まで、どのくらい時間がかかるのか？」、「静岡県内にエンジニアの募集はあるか？」、「内定から入国までには、どのような手続が必要か？」といった具体的な質問もありました。

2日間合計で、約150人もの方々に受講いただきました。
このセミナーを受講した職員の皆様が、日本での就職を希望する西ジャワ州の皆様に対し、本県で働くことを具体的にイメージしながら助言いただくことで、将来的に、本県への就職希望者が増加し、人手不足の影響を受ける県内企業の人材採用支援につながることを期待しています。

セミナー開会式での挨拶の様子