しずおか文化財ナビ 陣座ケ谷古墳

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ページID1021507  更新日 2024年1月5日

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写真:陣座ケ谷古墳

よみ
じんざがやこふん
指定区分、指定種別
県指定/記念物 ・ 史跡
指定日
1968年7月2日
員数
2基
所在地
静岡県浜松市浜名区細江町中川5969-1,-2,-3,-4,-6,-7
一般公開有無
駐車場の有無
公開情報
随時

文化財の説明

【指定資料】 前方後円墳 長軸49.1m、後円部の径32.7m、後円部の高さ5.0m。(推定年代は)古墳時代中期。(引佐郡で旧規をしのばせる唯一の前方後円墳であり)葺石、埴輪、壕あり。主墳の前方に基底径12.0m、高さ0.6mの円墳あり
大正4年に主体部の一部が発掘され、仿製変形獣帯鏡1面が出土
【紹介資料】 陣座ヶ谷古墳への登り口は、姫街道の長坂の途中にあります。みかん園の中の山道を登ってゆくと、草はらにおおわれた小高い墳丘が一目でそれとわかります。都田川の流れと平野を一目で見渡すことができる。三方原台地の北側の縁に陣座ヶ谷古墳は造られているのです。墳丘の上にはお庚申様が祭られ、地元では庚申塚とも呼ばれています。
陣座ヶ谷古墳は全長55mの前方後円墳で、引佐郡では最も大きい古墳である。後円部の直径は42m、高さは4.6m、前方部の幅は20m、高さは2.5mです。墳丘には埴輪がめぐらされています。
大正4年(1912)地元の人々によって発掘され、大刀と直径8.4cmの変形獣形鏡が出土しました。遺体が納められていた主体部は石室ではなく、木棺直葬か粘土槨のようなものだろうと考えられています。
隣の引佐町には、県内で最も古い時期に造られたと考えられている古墳の一つ、前方後方墳の北岡大塚古墳、それに次いで造られた前方後円墳の馬場平古墳があります。さらにそれらに次いで造られた陣座ヶ谷古墳は、5世紀後半の都田川と井伊谷川の流域を治めた首長の墓であろうと考えられています。
(静岡県教育委員会1998『静岡県文化財ガイドブック 原始・古代の史跡』より)
※誤字(塀や→平野)
※指定資料と紹介資料の内容(古墳の規模)が違う。

地図情報

地図

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
bunkazai@pref.shizuoka.lg.jp