しずおか文化財ナビ 古面
- よみ
- こめん
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 彫刻
- 指定日
- 1968年3月19日
- 員数
- 7面
- 一般公開有無
- 無
- 公開情報
文化財の説明
【指定資料】 木質 製作年代室町時代
【紹介資料】 室町時代、浜松市西区雄踏町宇布見の息神社に伝来する、室町時代の古面。
<尉>
法量(縦)21.4×(幅)15.5×(厚)7.8cm、ヒノキ材
老人(翁)の面、しかし、ただの翁ではない。口の端に薄く明るい朱が施されている。これは神の化現であることを示す。
<若い女>
法量(縦)20.2×(幅)13.7×(厚)6.7cm、ヒノキ材
彩色が剥げて木質が見える。幅が狭く眺めのえくぼなど、女神の面である。
<若い女>
法量(縦)21.4×(幅)14.0×(厚)7.4cm、ヒノキ材
口唇の朱もあざやかで、目も神秘的である。えくぼが丸い。年若い女神を表現する。
<霊男>
法量(縦)18.4×(幅)13.8×(厚)6.3cm、ヒノキ材
目には金泥が塗られている。これは生きた人間ではなく、神霊を表現している。
<鬼神>
法量(縦)19.7×(幅)15.8×(厚)7.6cm、ヒノキ材
疫病を追い払う行事(追儺)で、人間にとりついた悪しきものも降伏させる黒鬼。黒塗りに朱の線を加え、美しい。
<抜頭>
法量(縦)23.7×(幅)15.4×(厚)10.6cm、スギ材
舞楽面の抜頭に近いもの。つくりはやや荒く、洗練されたものではない。
<鼻高>
法量(縦)21.3×(幅)16.4×(厚)20.7cm、ケヤキ材
祭りの先導をつとめる猿田彦神。濃いめの朱泥で塗られ、裏は漆塗り。
(ふるさと静岡県文化財写真集3彫刻・工芸品・歴史資料・考古資料編(静岡県教育委員会編集)より抜粋)
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