しずおか文化財ナビ 銅鐸(浜松市 三ケ日協働センター)
- よみ
- どうたく
- 指定区分、指定種別
- 県指定/有形文化財 ・ 考古資料
- 指定日
- 1967年10月11日
- 員数
- 1口
- 所在地
- 静岡県浜松市浜名区三ヶ日町三ケ日500-1
- 一般公開有無
- 無
- 駐車場の有無
- 無
- 公開情報
文化財の説明
【指定資料】 (猪久保出土)青銅製。突線鈕式六区画袈裟襷文の近畿式銅鐸である。総高96cm、厚さ0,3-0,4cmで弥生時代後期のもので、考古学上貴重なものである。
【紹介資料】 銅鐸の発見の多くの例がそうであるように、この銅鐸も、偶然、谷の斜面から発見された。昭和40年、浜松市北区三ヶ日町日比沢猪久保からの出土である。鰭、つまり側面を上と下にして横向きにし埋められていたことが、痕跡と発見者の証言によって判明している。最近の本格的な発掘によって発見された、浜松市北区都田町の前原銅鐸(昭和62年)や、細江町中川の滝峯才四郎谷銅鐸(平成2年)でも同様であった。
このような銅鐸発見の状態や、静岡県内では浜松市、湖西市、磐田市など西部に偏って発見例が多いこと、また何よりもその形状の不思議さといい、いろいろと興味はつきない。
この銅鐸は、1m近い大型で、鈕には3個の双頭渦文飾耳がつく立派なもの。文様は袈裟襷文。三遠(三河遠江)式銅鐸に対して、近畿式銅鐸といわれる分類の中に入る。
(静岡県教育委員会1993『ふるさと静岡県文化財写真集3 彫刻・工芸品・歴史資料・考古資料編』より)
地図情報
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