先輩職員の声(民間企業派遣) 太田

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ページID1081311  更新日 2026年3月30日

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写真:太田

所属 株式会社静岡銀行 地方創生部
職種 行政
入庁年 平成27年


※掲載している職員の所属や業務内容は、令和7年12月現在の情報です。

現在、どんな組織でどんな仕事をしていますか?

静岡銀行地方創生部では、県産品の商談会、まちづくり・移住促進、観光プロモーションなど、様々な分野で静岡県・市町等と連携して地域社会・産業の活性化に取り組んでいます。私は、県と静岡銀行が主体となって2019年から実施している「TECH BEAT Shizuoka」実行委員会事務局の一員として、静岡県内の企業と国内外のスタートアップとの共創を促す大規模商談イベントや企業の課題解決の伴走支援、未来世代や静岡発スタートアップの挑戦を後押しする取組に関わっています。

「TECH BEAT Shizuoka」について教えてください。

具体的にどのような仕事をされていますか?

イベント事務局を務める県と静岡銀行との連絡調整に加えて、スタートアップや協賛企業の出展条件・会場レイアウトの検討、イベント広報のタイミングや内容の決定、アプリやホームページの仕様決定・事業者への作成依頼、「年間プログラム」として実施するミニイベントの企画・広報など、仕事内容は多岐にわたります。

会議資料の作成といった定例的な作業もありますが、関係者と意見交換を繰り返しながら、どのようなアイデアを実装するか、そのためにどのような作業が必要かを考え、試行錯誤しながら進める仕事が多い印象です。

自分なりにどういう気持ちや仮説で取り組まれていますか?

県内企業と首都圏等のスタートアップの大規模商談会、と説明すると、スタートアップを売り込むためのイベントを企画・運営している、と思われることが多いのですが、TECH BEAT Shizuokaは、県内企業や地域の人々がスタートアップの持つ新しいビジネスのアイデアや先端技術と出会い、新しい挑戦や共創に向けて一歩踏み出す後押しをすること、「静岡の産業・地域社会・未来を担う若者世代のためにやる」という視点を大切にしています。こうした事務局の意図が参加者に伝わるような企画を提供していきたい、というのが私を含む関係者の想いです。

やりがいやうれしかったことを教えてください。

仕事において自分に求められる役割や目標をきちんと全うできた時に嬉しさを感じます。もちろん、実施した企画やイベントの関係者・参加者に「参加して良かった」「とても良いイベントだった」といった感想・感謝のお言葉をいただくと嬉しいですが、他者からの承認や感謝にやりがいを求めると、それが得られない業務に従事したときに仕事に満足感を得られずモチベーションを保てなくなるのではないか?という思いがあり、慣習的に自分の納得感を大切にしています。

また、イベントを通じて様々な方と会い、今まで目を向けることがなかった事柄についてお話を聞き議論をすることで、意識や行動が変わり世界が広がるのが今の仕事の良いところだと思っています。

 

派遣先で経験した印象深い出来事を教えてください。

派遣当初、イベント配布用のカタログの仕様案を作成して関係者と協議していた時に、派遣先の上司に「理想を実現するためにどのような対応が最適だと思うか」と聞かれたことが印象に残っています。自分がこれまで、予算などの制約を踏まえて実現可能性が高そうな案を提示し、いかに効率よく物事を処理するか、に気を取られていたことに気づきました。目的達成のために前提条件自体が変更できるかも含めて、より広い視点からどんな対応が最善かを考え、様々な人に意見を聞き、巻き込んで進めていくことの大切さを認識できた良い機会でした。

派遣研修を希望した理由は何ですか?

県庁の仕事の進め方や考え方をある程度身に着けることができたかな、と思ったときに、一度距離を置いて県の仕事について考えてみたかったからです。紆余曲折を経て今の派遣先に行くことになりましたが、派遣中に県庁と関係が薄い仕事に従事するケースもある中、外部関係者という客観的な立場で県と関われる良い環境でした。派遣先の上司や同僚に県庁の対応の意図や考え方が上手く伝わっていないときは、丁寧に説明をして理解してもらえるように努め、派遣先の意図がきちんと伝わるように県庁に説明、双方の橋渡しをする中で双方の違いに気づくことが多く、新鮮な気持ちで仕事ができています。

県庁と派遣先の違いを教えてください。

県庁の仕事は、1業務1担当型、自分が取り組む仕事の範囲がある程度決まっており、一般職員と管理職の比率は、10~20:1くらいです。一般職員の個人的判断ではなく、管理職の承認を得て組織として対応した過程を残すために、こまめに文書資料を作成・整理して内部で協議をしたり、書面で方針伺いをしたりします。

一方で、派遣先では、管理職と一般社員からなる3~4人のチームで、あらかじめ明確に役割分担を定めず、都度、管理職に業務の配分や指示を仰ぎながら対応していく、という仕事の仕方をしています。もちろん重要な事項については書類・資料を作成して書面で意思決定を行いますが、県庁と比べて自己裁量で決定ができる範囲が広い管理職の割合が多いこと、一般社員との距離が近いことから、口頭やチャットで上司に状況を報告・相談し、スピーディに対応方針が決まることが多いです。

こうして比較すると、県庁は文書主義で面倒だな…と思うかもしれませんが、経緯や対応案をまとめる作業を通じて自分の考えを整理できますし、担当変更時に円滑に引き継ぎができたり、時間が経って県民の方から問合せがあった際に過去の経緯をきちんと説明できたり、良い面も色々あるなと思います。

派遣研修の経験をふまえて、今後やりたい仕事や将来の展望について教えてください。

派遣研修の期間も含めてここ7年ほどは、異なる分野・事業を担当しながら「いかに外から静岡県に人を呼び込むか?」という大きな課題に取り組んでいるなと感じています。今のところ明確な目標はありませんが、今後、どんな分野に関わるとしても、民間企業や教育機関、県外の人・企業など、静岡県や県庁と外の世界を繋ぎ、自分なりにこの課題に貢献できるような仕事をしたいです。

派遣先ならではの終業後や休日の過ごし方について教えてください。

平日の夜、たまに仕事に関連するスタートアップやAI・経営などに関するセミナーやイベントに参加しています。様々な業種の方とお話しながら知識を身につけることができて、楽しいです。派遣先の上司や同僚と一緒に行くこともあれば、一人で行って後日チームメンバーに内容を共有することもあります。派遣先の方々は、直近で接点がない社内外の方に対しても積極的・丁寧に人脈形成をされており、それが後々仕事での連携に発展することも多いです。

県職員を目指す方へのメッセージをお願いします。

写真:太田

県職員、特に行政職は福祉・医療、産業、土木、文化・観光、防災など様々な分野に携わる可能性があり、業務内容や仕事環境も振り幅が大きいので、仕事をきっかけとした偶然の出会いを楽しめる、興味関心の対象が幅広い方におすすめです。明確な目標に向かう道を自ら選んでまっすぐ進むのも良いですが、回り道や道草をして視野を広げる、その過程も楽しんでもらえると良いなと思います。

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
shokuin@pref.shizuoka.lg.jp