先輩職員の声(チームで働く)障害福祉課

所属 健康福祉部障害者支援局障害福祉課
職種 山本:保健師 杉山:行政
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和7年12月現在の情報です。
お二人は現在、チームとしてどんな仕事をしていますか?
私たちは障害福祉課精神保健福祉班の一員として、精神障害のある方が地域で安心して暮らせるよう支援しています。精神障害のある方やその御家族等からの様々な相談に応じたり、心の不調でお困りの方を必要な医療に結びつける等の直接的な支援は、県内に7か所ある保健所が行っていますが、私たちは、保健所が必要な業務を行えるよう予算も含めた様々な調整をしたり、病院と連携して必要な方が医療を受けられる体制を整えたり、家族会等の地域資源を活用して当事者や家族に寄り添った相談支援を行う仕組みを整えたりする仕事をとおして、精神障害のある方や家族が安心して生活できるきめ細かい支援の仕組み作りに取り組んでいます。
職場の雰囲気を教えてください。
忙しい職場ではありますが、職員同士が気軽に話せる雰囲気があり、相談や意見交換がしやすい職場です。業務上、大切な判断が必要な場面も多いですが、困ったときはすぐに声をかけ合い、情報を共有して助け合っています。当班には保健師・精神保健福祉士・行政職の3つの職種がおり、互いの長所を生かして助け合いながら仕事を進めています。職員同士のコミュニケーションがとても多く、県職員を志す方にも挑戦しがいのある環境だと感じています。
お二人が協力・連携して行っている業務について教えてください。
専門職と行政職とで一緒に仕事を行い、互いの強みを生かして業務を行っています。例えば、精神科の救急医療に関して、現状を分析して課題を整理し、課題解決に向けた関係者との協議をとおして必要な体制を確保することは保健師が中心に担い、その体制を維持するために必要な国の補助金の申請といった事務手続きは行政職員が担当しています。また、災害時に被災者のこころのケアを行うチームを派遣する仕事もしているのですが、保健師は実際の現場のニーズを把握して支援チームの専門職との調整をし、行政職員はそれを踏まえてチームを派遣するために必要な資料作成や予算調整等の後方支援を行っています。このように分担・協力して対応することで、より迅速にニーズに即した支援を提供できるよう努めています。
異なる職種の人と働いてみて、どう感じましたか?
▼山本
「杉山さんには事務手続きのことでいつも助けてもらっています。私たち保健師は「今困っている人がいるのだから」と、時に仕組みや制度を二の次にして“まず行動”と思ってしまうこともあります。でも、それでは、行政に求められる公平・公正な対応にならない可能性もあります。そんな時に、冷静に、制度や予算の裏付けをもった対応のアドバイスをもらっています。また、パッと見てわかりやすい資料を上手に作るので、必要なことを効率的・効果的に伝える能力が高いなと感心しています。そして何より杉山さんはITのプロ! データベースや生成AIの活用など、苦手意識が強くて手を出せなかったことにも、杉山さんのおかげでチャレンジでき、新しい扉が開きつつあります。行政職の方は異動によりこれまでと180度違う業務を担当することも多いですが、変化に柔軟に適応し、あっという間に新しい知識を吸収して理解を深めていく姿がとても心強く、頼りにさせてもらっています。」
▼杉山
「山本さんと一緒に働いて強く感じたのは、保健師の専門性と現場感覚が本当に頼もしいということです。医療的な知識はもちろんですが、県民の方の話を丁寧に聞き取り、背景にある不安や生活上の困りごとを的確に引き出す力が際立っています。病院や関係機関との調整もスムーズで、必要な支援をつなぐためのネットワーク作りや折衝が非常に上手です。私は行政職という立場ですが、山本さんの「困っている人の目線」に立った発想や柔軟な対応から学ぶことが多く、日々の仕事の進め方や相談対応の視点が広がりました。」
やりがいを感じた仕事や、印象に残った仕事は何ですか?
▼山本
「今の部署に異動した年に、改正された精神保健福祉に関する法律が施行されました。精神科病院において新しいルールに沿った適正な手続きがとられているかを確認する仕事の中で、最初は病院の方から寄せられる様々な質問になかなか答えられなかったのですが、一つ一つ確認して考え方を整理する中で、疑問や質問に根拠をもって答えられるようになりました。適正な手続きについて理解していただくことが、結果として精神障害のある方の権利を擁護した医療の提供につながっていくのだと、やりがいと感じました。」
▼杉山
「日々の相談対応について、最初は上手く対応できず、「こう答えればよかったかな」と振り返ることが多かったのですが、保健師や精神保健福祉士の同僚の対応を間近で見て学び、少しずつ精神保健福祉に関する知識や対応のコツが身についてきました。ある相談対応の後に上司や同僚から「今の対応よかったよ」と声をかけられたときは非常に嬉しかったです。」
大変だったことや苦労したことは何ですか?
▼山本
「担当業務の一つに精神科病院における虐待防止に関する仕事がありますが、非常にセンシティブで重い仕事だと感じています。客観的な事実を確認することが重要であり、患者さんと病院双方の話をしっかりと聞いて、よりよい療養環境が提供されるようにしていくことが大切だと思っています。俯瞰的に偏りなく物事を見る広い視野や、様々な切り口から物事を捉える複眼的視点をもちながら、相手の話をしっかりと聞いてコミュニケーションをとることを意識したいと常々思っています。」
▼杉山
「私は健康福祉部で働くのが初めてで、特に精神保健福祉の分野はこれまで全く経験がなく、最初は何をどう進めれば良いか分からず戸惑うことが多くありました。加えて、自殺対策に関わる業務を担当しているため、自分の仕事が県民の方の命に直結しているという重みを感じ、プレッシャーを抱える場面もありました。しかし、その一方で、専門知識を持つ保健師や精神保健福祉士、健康福祉部に長く在籍している上司が身近にいて具体的な助言をくれるため、少しずつ経験を積みながら対応力を高めることができています。大変さはありますが、チームで働く中で自分の成長を実感できるのがこの仕事のやりがいでもあります。」
現在の部署での経験をふまえて、今後やりたい仕事や将来の展望について教えてください。
▼山本
「幅広い視野や他覚的な視点で物事を見るためには、公私に渡り様々な経験をして想像力を豊かにすることが役に立つと思っています。自分の性格としては、変化より安定を好むのですが、自分の引き出しを増やせるよう、様々な人と接して経験を広げていきたいと思っています。私は10年以上スポーツジムに通っているのですが、自身の心身の健康という点でも、幅広い人間関係という意味でも、自分を支える存在になっています。人の健康を支援するためには、自分が健康である必要があるので、健康管理もしっかりとしていきたいですね。」
▼杉山
「現在の部署で専門職の方と一緒に働き、これまで知らなかった医療や福祉の現場の裏側や考え方を学べたことは、とても良い経験になりました。いろいろな部署で様々な職種の方と一緒に働けることは、行政職の大きな魅力の一つだと感じています。今後はまだ経験のない部局や分野での仕事に挑戦し、新たな視点やスキルを身につけながら、幅広い分野で県に貢献できる職員になりたいです。」
このページに関するお問い合わせ
人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
shokuin@pref.shizuoka.lg.jp
