生物多様性保全の推進

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ページID1069923  更新日 2025年2月19日

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環境省が2021年に取りまとめた「生物多様性及び生態系サービスの総合評価2021」によれば、我が国の生物多様性は過去50年間損失し続けており、食物の供給、水資源の維持、大気の浄化や自然災害の軽減など、生態系から得られる恩恵は低下傾向にあります。環境省の調査では、スズメやヒバリといった鳥や、草原など開けた場所で見られるチョウ類など、かつては身近に見られた生き物たちの個体数も大きく減っていると報告されています。世界的に見ても状況は同じで、生息地の破壊や生物の乱獲等により、多くの生物が絶滅の危機に瀕しています。

このような状況を受け、2022年には生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で「生物多様性の損失を止め、回復させる」という「ネイチャーポジティブ」の考え方が2030年に向けた世界目標として採択され、陸と海の30%以上において健全な生態系を保全する「30by30(サーティ・バイ・サーティ)」が、目標達成のための具体的な数値目標として掲げられました。

令和5年3月に改訂した県の「ふじのくに生物多様性地域戦略」では、生物多様性の保全と持続可能な利用に向け、県民や事業者、民間団体等多様な分野の皆様と協働して取り組むこととしています。

皆さんも、生物多様性の保全活動への参加や自然環境への負荷が少ない商品の購入など、できることから行動を始めましょう。

鳥類の減少に関するグラフ

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