2023年度働き方改革先進企業(社会福祉法人昴会)
障害福祉サービス事業
社会福祉法人昴会
- 所在地
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浜松市中央区大山町3133-1
- 代表者
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理事長 安富 恒
- 業種
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障害福祉サービス事業
- 従業員数
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75名(男性30名/女性45名)
- 取り組み
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職員皆さんの「イキイキと働きたい」を応援します
取組のきっかけ
当法人は「生き生きとした暮らしの実現」を理念としている。
そのあるべき姿は、福祉サービスを提供する利用者様の暮らしだけでなく、職員の皆さん自身がイキイキと働きがいを持って仕事に取り組むこと、また仕事と家庭との両立等が整い安心して長く働き続けられることも、目指したいと考えていた。そんな時に、県のアドバイザー派遣事業を知り、両立支援に向けた取組や男性も女性もイキイキと働きやすい職場づくりを目指してアドバイスを受けたいと考え、2022年に依頼をさせていただいたのがきっかけである。2023年には、くるみん・えるぼし認定取得に向けて、要件の確認や取組のアドバイスを受けた。
取組内容
具体的には、何か体系的に取り組んだという訳ではなく、職員それぞれのライフステージや困りごとに応じてより良い選択ができるよう、制度を導入したり、計画を作成したり、企画したり…と、福利厚生メニューを充実させたことが柱となる。
その一部を紹介する。
・働く皆さんの健康をサポートするため、健康経営優良法人2023を取得し、見える化を図った。職員健診の見直しを行い、一般健診に加え婦人科や付加等の追加検診に対し、補助金を出す仕組みとした(上限あり)。また、入院時の個人負担分を補助する病気入院保障制度へ継続して加入している。
・企業年金制度(確定給付企業年金)として、福祉はぐくみ企業年金基金を導入した。職員からは、給与や社会保険料などに着目する機会となった、始めて1年だが積み立てが増えてうれしいと好評で、今現在、57.8%の加入率となっている。
・誰もが働きやすい職場づくりとして、行動計画を作成した。
女性活躍推進法と次世代育成支援対策推進法の一体型で、
(1)採用に占める女性の割合を 50%以上にする(女性活躍推進法の目標)
(2)男性の育児休業取得者を 2 人以上にする(次世代育成支援対策推進法の目標)
(3)正社員の年次有給休暇の年間平均取得日数を 11 日以上とする(共通の目標)
を目標に掲げた。
具体的には、ホームページのリニューアルや男性職員の育児休業取得の働きかけ、また有給休暇取得の促進等、現在目標に向けて取組を実施している。
・遠州信用金庫葵西支店とのコラボ企画として、職員向けにふるさと納税や資産形成セミナーを企画・開催した。関心を持った職員さんに参加してもらい、リラックスした雰囲気で盛り上がった。
これらを含めた福利厚生メニュー全般について、職員の皆さんにわかりやすく周知するため、ファイルにまとめ、いつでも閲覧できるよう工夫している。
成果・変化
・当法人では、今年度に初めて男性職員が育休を取得した。
男女問わず育児休業制度の説明を行い、取得しやすいよう働きかけをしており、育休取得の意向を受けた管理者が、本人から取得時期や日数などの希望を聞いてから、職場のみんなに説明をしたところ、応援したい気持ちで周囲も賛同し、28日間の育休取得ができた。
今後も1名の男性職員が取得を予定をしている。
・このような取組を、採用時の説明において当法人の魅力の一つとしてアピールすることができている。
今後の展望
・職員さんの声を集め、よりニーズに合致した福利厚生メニューにアップデートしていきたいと考えている。
・今後は、仕事と介護等の両立支援整備に向け、介護アンケートやストレスアンケートの実施を予定している。
・現在、えるぼし・くるみん認定取得に向けて準備をしている。
※従業員数等の情報は2024年2月現在のものとなります。
このページに関するお問い合わせ
経済産業部就業支援局労働雇用政策課
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