2022年度働き方改革先進企業(株式会社松浦スチロール工業所)
発泡スチロール製品製造販売
株式会社松浦スチロール工業所
- 所在地
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榛原郡吉田町川尻907-1
- 代表者
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松浦 令和
- 業種
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発泡スチロール製品製造販売
- 従業員数
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92名(男性57名/女性35名)
- 取り組み
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両立支援で雇用安定・採用コストの削減へ
不妊治療との両立支援等、従業員の価値観を尊重した働き方の実現に取り組むきっかけ
従業員の一人が、有給休暇を取得して不妊治療を受けていたが、治療の継続により有給休暇が不足し、欠勤となっていた。治療がいつまで続くか分からず、一方で人材確保も困難な状況の中、今後も従業員が安心して仕事を続けることができるよう、会社として仕事と不妊治療の両立を支援したいと考えた。また、社内には若手従業員が多いことから、仕事と不妊治療の両立支援は今後も必要な取組と捉え、制度の検討、導入に踏み切った。
取組内容
不妊治療のための休暇制度導入に向け、始めに不妊治療の実態を把握するため情報収集に務めた。制度設計に当たっては、治療を受ける従業員にとって必要な制度となっているかという点や、利用しやすい制度となっているかといった点を中心に、顧問社会保険労務士の意見も取り入れながら検討を重ねた。検討の結果、特別休暇として一般不妊治療のために10日間、生殖補助医療(体外受精、顕微授精等)のために10日間、最大20日間取得可能な「不妊治療休暇制度」を導入した。
成果・変化
不妊治療を受けていた従業員が、不妊治療休暇制度を利用しながら治療と仕事を両立し、まもなく出産を迎えることになった。もともと社内のコミュニケーションは円滑に行われ、従業員本人から上司に対し、治療状況や心境を打ち明けることができるような良好な関係性を築いていたことから、周囲の理解や協力を得ることができ、退職ではなく両立という選択につながったと捉えている。
実際に制度を利用した従業員は、「最初は周りに迷惑を掛け、仕事を続けられるか不安が大きかったが、特別休暇後に出勤すると、同僚が持っていて体調を気遣ってくれた。安心して勤めることができ、これからも働き続けたい。」と話している。
今後の展望
導入した不妊治療休暇制度が充分な内容か検証し、必要であれば見直しを行いたい。また、現在女性役職者がいないことから、女性の活躍の機会を広げるため、令和4年に女性従業員のみで構成される女性活躍推進委員会を設置した。今後、委員会活動を継続しながら、くるみんやえるぼし等の認定を目指し、企業のブランドイメージの向上につなげたい。
※従業員数は2023年2月現在のものとなります。
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