2021年度働き方改革先進企業(株式会社電算インフォメーション)

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ページID1041172  更新日 2024年3月14日

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ダイバーシティ経営


ソフトウェア開発・販売

株式会社電算インフォメーション

写真:株式会社電算インフォメーションの様子

所在地
静岡市駿河区寿町6-34
代表者
村松克己/村松慶一
業種
ソフトウェア開発・販売
従業員数
94名(男性78名/女性16名)
取り組み
社員全員が「働きやすさ」「働きがい」を感じる魅力ある会社づくりのために キャリア形成支援の仕組みを構築

取組のきっかけ

技術者の離職防止や優秀な人材の獲得が喫緊の課題であった。課題解決のためには、働く人のライフスタイルに合わせた多様な働き方を選択できる環境や、働く人が“働きがい”を実感できるような仕組みづくりが必要と考え、キャリアコンサルタント資格者を社内で育成した。
2019年から階層別にセルフ・キャリアドック※制度を導入。まずは部次長職、次に課長・リーダー職を対象に、キャリアの考え方やセルフ・キャリアドックの趣旨に関する説明会とキャリアコンサルタントによる個別キャリア面談を実施し、マネジメント層の意識改革を行った。
今後、入社3年以内の社員、そして育児休業取得者を含む全社員を対象としてセルフ・キャリアドック制度を本格的に実施するため進め方などの助言や、女性活躍推進法の一般事業主行動計画の進捗状況に対する客観的な視点での評価が欲しかったことから県のアドバイザー派遣制度を利用した。

※セルフ・キャリアドックとは、定期的なコンサルティングとキャリア研修などを組み合わせて行う、従業員のキャリア形成を促進・支援することを目的とした総合的な仕組みのことです。

取組内容

写真:会議の様子

セルフ・キャリアドック制度の対象者拡大に当たり、全社員に「仕事と家庭の両立やキャリア形成に関する意識調査」を行った。ワークライフバランスや、リカレント学習・生涯学習への意識、キャリア形成のニーズやスキルなどこれからの働き方に関する価値観を把握することができた。
また、育児休業から復帰する社員の上司に対して事前に復職面談の勉強会を行い、復帰者には人事と上司との三者面談を実施した。

成果・変化

開発職の女性としては初の育児休業復帰者が誕生し、育児と仕事の両立に対し不安に感じていた開発職の女性にとって、後に続くロールモデルができた。
また、上層部からセルフ・キャリアドックを実施したため、実施の目的や効果についてトップダウンで部下に語ることができ、社員個人のキャリア形成だけでなく、個人と組織の相互作用への理解度が深まった。
主任職、入社3年以内の社員を対象に実施したキャリアコンサルティング面談後のアンケートでは、「今の自分を見つめ直すことで自己理解が深まり、今後の課題に対する解決策の選択肢を拡げることや、新たな展望を見据えるきっかけになった」などの声が多く、効果を実感できた。

今後の展望

写真:担当者 企画管理部 主任 林暁子(左)

社員がパフォーマンスを最大限に発揮するための仕掛けとして導入したセルフ・キャリアドック制度を、効果測定を行いながら継続し、引き続き定期的なキャリアコンサルティング面談を実施するとともに、仕事の目的意識を高めるために一人ひとりのキャリアプランの作成を支援していきたい。
また、家庭と仕事の両立ができるよう、業務の「見える化」や属人的な仕事を減らすといったマネジメント面での工夫、ジョブ・シェアリングなど柔軟な働き方の積極的な活用を検討する。
これらの取組によって社員の自律的なキャリア形成を促し、仕事におけるモチベーションの向上に繋げて、一般事業主行動計画の目標である、女性の管理職登用を進めていきたい。

※従業員数、担当者の所属・肩書は2022年3月現在のものとなります。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部就業支援局労働雇用政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2817
ファクス番号:054-271-1979
roudou-koyou@pref.shizuoka.lg.jp