澤木美依奈さん(浜名高校 2024年度留学 カナダ)
多文化社会のトロントから、異文化同士の関わり方について学ぶ
留学情報
- 留学国
- カナダ
- 期間
- 令和6年7月27日〜令和6年8月24日
探究活動のテーマ
多文化社会のトロントから、異文化同士の関わり方について学ぶ
留学の概要
その地域で最も規模の大きなインターナショナルスクールでの授業を受けて、英語教育の比較、そして学校から参加者をつのるアクティビティにも積極的に参加をした。また休日はアクティビティに加え、他のトビタテ生などとビーチやショッピングモールなどへ行き、インタビュー活動も積極的に行ってきた。
留学して良かったこと
やはり生でいろいろ経験できるということが何よりも良かったことだと思う。今までオンラインで画面越しに国際交流はしてきていたけれど、それでは画質や音声のトラブルがつきものだったり、文面だけであっても簡単にコピーして翻訳できてしまう。しかしこのような機会で現地で生の人と触れ合うことで、画面越しでは体感できない人の温かさなどをいっそう感じることが出来たと感じる。
留学中に苦労したこと
やはり多民族国家のために言語や文化の壁は大きかった。とくに同じ英語であっても、フランス人とアメリカ人、中国人やロシア人など、それぞれで話されるイントネーションが異なっている。文字だけ見れば簡単な単語でも、思わず首を傾げてしまうことがあった。しかしその分聞き返すなどして深く交流できたため、いい経験だったと思う。またインタビューも立て続けに断られることがあって、落ち込むことも少なからずあった。
留学で一番印象に残っていること
毎日刺激だらけだったので絞ることは難しい。強いて言うなら関わる人がみな親切だったこと。学校の先生、ホストファミリー、現地でできた友人などと関わる中で、自分の留学テーマについてや自国の文化などについて、アンバサダー活動の一環として話す場面があった。最初はどんな人かも分からないために緊張だらけだったけれど、1度話すと相手は喜んで話に乗ってくれて、インタビューにも迷わず答えてくれた。また、文化を話していると相手は私の話した倍以上の言葉で相手の国の文化を教えてくれた。深く交流ができて嬉しくなった。
留学経験を活かして、今後やってみたいこと
カナダは多文化社会ということを仮定して行った留学だったけど、実際行ってみると店前に貼られたステッカーなどからLGBTQにも寛容であることに気づいた。私は中学生の頃、SDGsに関する探求活動で、項目5番のジェンダーについて調べていたため、そういった観点にも興味がある。次また留学をする際はそういったジェンダーの観点にも視野を広げ、多様性といったさらに大きな括りで深めていきたい。そして将来はそれらに関する団体へ参加、活動をするなどして、地元の更なる多様性社会に貢献したい。
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