鈴木天華さん(小山高校 2024年度留学 チーム応募 ニュージーランド)
学校教育におけるジェンダーとLGBTQの言説 ~日本とNZの比較~
留学情報
- 留学国
- ニュージーランド
- 期間
- 令和6年7月14日〜令和6年8月3日
探究活動のテーマ
学校教育におけるジェンダーとLGBTQの言説
~日本とNZの比較~
留学の概要
『学校教育におけるジェンダーとLGBTQの言説』をテーマに掲げ、ジェンダーギャップ指数世界第4位を誇るニュージーランドで3週間留学をしました。留学期間中は、語学学校に通いながら探究テーマに関する探究学習を行いました。探究学習では、ニュージーランドのジェンダー平等に対する意識やLGBTQなどの性的マイノリティに対する意識の調査を目的とした街頭アンケートを行ったり、歴史博物館を訪れたりしました。
留学して良かったこと
「自分が本当にやりたいこと」を見つけることができたことです。留学前は、将来の夢や高校卒業後の進路など、あまり具体的にイメージすることができませんでした。しかし、留学を通して日本とは全く違った文化や言語に触れたことで、日本では当たり前だと思っていた固定概念に大きなギャップを感じたと同時に、異文化交流や国際比較について深く興味を持つことができました。これらの経験を通して、高校卒業後は静岡県立大学の国際関係学部進学し、国際関係に関する学びをさらに広げたい、という進路を明確化することができました。
留学中に苦労したこと
自分の気持ちを的確に相手に伝えることです。ニュージーランドの公用語は英語であるため、日常での会話は全て英語で行う必要があるのですが、日本で英語を使う場面はほとんどなかったため、相手の話を聞き取ることはもちろん、自分の本当の気持ちを英語で正しく伝えることがとても難しいと感じました。スマートフォンの翻訳機を使うこともできましたが、翻訳機を使うと、どうしても自分の気持ちを伝えるのに時間がかかってしまうのと、自分の言葉で伝えることができないので、信頼が薄れてしまうという問題があり、私はあえて全ての会話において翻訳機を使わずに行いました。大切なのは、正しい文法で正しい英語を話すことではなく、ジェスチャー等を使い、自分の力で伝える姿勢がとても大切だと感じました。
留学で一番印象に残っていること
現地の人々の優しさです。特に街頭アンケートの際、拙い英語力でしたが、私が街を歩く人に声を掛けると、とても多くの方々が足を止め、真剣にアンケート調査に協力していただくことができました。現地で何か困ったことがあった際も、必ず誰かが私に声を掛け、初対面とは思えないほど親切に接していただきました。また、トビタテ留学を通して改めて、家族や友人、先生方など、自分は多くの方々に支えられているのだと実感することができました。
留学経験を活かして、今後やってみたいこと
来年の2月11日にグランシップ静岡で行われる『静岡探究コレクション』の場をお借りして、ふじのくにのトビタテ留学JAPANのブースを、実際にトビタテで留学を経験した高校生として出展したいと考えています。私はこのふじのくにのトビタテ留学JAPANを今年の1月21日に行われた『静岡探究コレクション』を通じて知ることができたので、今回は私がトビタテのブースを出展することで、さらに多くの高校生にトビタテを知ってもらいたいと考えました。この計画を成功させるために、今後様々なアクションを起こしていきたいです。
チームメンバー
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