西部地域施設概要:仏沢池
施設の概要
仏沢池は、掛川市街地から南方向に約5km地点に位置し、農業用水の確保を目的に築造された施設です。
かつて、この池の受益地である上土方地区は用水が不足していたため、雨水に頼った稲作を行ったことから干ばつによる被害が発生していました。このため、地域住民は、農業用水を確保するためのため池を切望していました。その後、ため池は明治初年に築造され、築造後140年以上経過しています。この池は、地域の人たちの手によって保全され、現在に至っています。近年の大きな整備補修としては、昭和57年から昭和61年にかけてため池等整備事業があり、この事業で池の機能強化が図られています。
池の堤体下流部には、消防用水の取水口も設置され、防火用の施設としても活用されています。また、この施設には、池の上流から西側の縁に沿うように、排水用土水路と約70mの排水用水路トンネルが設置されています。
地元関係者の話によりますと、この二つの水路は、池が農業用水を集水するための立地条件が良く、水が集まりすぎてしまうため、その対策として池の築造とほぼ同年代に設置したものであるとのことでした。
トンネルは、現在、呑口と吐口部の一部に補強整備が加えられていますが、その内部については素掘りのままの構造です。
施設の写真
施設までの交通アクセス
- 車をご利用の場合
東名高速道路:掛川ICより約13分 - 公共交通機関をご利用の場合
JR掛川駅:しずてつジャストライン「掛川駅前」(大坂線・入山瀬経由)より「小笠山入口」(約18分)徒歩約12分
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