平成27年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-4-7
平成27年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.「“ふじのくに”づくりの総仕上げに向けた重点的な取組」】(4)富士山を活かした地域の魅力づくり
次に、スポーツを活用した交流の促進についてであります。
ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)につきましては、開催地選定手続きの一環として、1月13日に、主催者及び公益財団法人ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)組織委員会が、エコパスタジアムを視察されました。全国屈指のスタジアム収容能力、富士山静岡空港の活用、世界水準の観光資源の存在など、本県の優位性を御理解いただくことができたものと考えております。
3月に開催都市として選定された暁には、2015年のラグビーワールドカップイングランド大会の状況を参考に、組織委員会と協議をしながら、ラグビーワールドカップの成功に向け、全県を挙げて取り組む体制を整えてまいります。
2020年東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、同組織委員会による国内事前キャンプ地の募集が、4月1日から始まることで、国内各地での誘致活動が一気に加速することが予想されます。本県も、この3月までに誘致対象国や競技を取りまとめた誘致戦略を策定し、各候補地の強みを生かし、スピード感を持って誘致活動に取り組んでまいります。
私は、昨年11月に全国知事会で、ロンドンオリピック・パラリンピックでのカルチュラル・オリンピアードの成功に倣い、全国で文化的なイベントを開催することにより、大会を盛り上げつつ、世界各国から訪れた皆様を、おもてなしすることを提案いたしました。
まずは、本県が先率して仕組みづくりを進めることとし、民間団体との連携によるオリンピック文化プログラム推進委員会を設置し、静岡らしさを生かした文化プログラムの構築に向けた体制づくりに取り組むとともに、オーケストラを活用した音楽文化の新しい展開につきましても検討してまいります。