平成26年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-4-6
平成26年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【3.「“ふじのくに”づくりの総仕上げに向けた重点的な取組」】(4)富士山を活かした地域の魅力づくり
次に、観光交流の促進についてであります。
本県には、富士山はもとより、中国の世界遺産西湖(せいこ)に匹敵する風光明媚な浜名湖、世界農業遺産の茶草場(ちゃぐさば)農法、南アルプスエコパーク、さらには、平成27年に世界遺産登録を目指す韮山反射炉や、世界ジオパークを目指す伊豆半島など、世界標準の観光資源が数多く存在します。これらを活用することで、観光県として大きく飛躍する可能性を有しております。
このため、来年度からの4年間を計画期間とする「ふじのくに観光躍進基本計画」の中で、「しずおかの魅力を創る、魅力に誘(いざな)う、魅力でもてなす」の3つの戦略を柱に位置付けて、世界遺産富士山を預かる“ふじのくに”の名にふさわしい、世界水準の観光地づくりを進めてまいります。
また、富士山の世界遺産登録や「2020年東京オリンピック・パラリンピック」の開催決定を受け、本県の多彩で魅力あふれる観光資源の情報を、様々なメディアを活用して発信することで、効果的な誘客を図ってまいります。特に、海外に向けては、訪日旅行への意欲が強く経済発展の著しいタイに、来年度から観光連絡員を配置するほか、各駐在員事務所を活用して、東南アジアからの観光客誘致を強化してまいります。