平成26年2月県議会定例会知事提案説明要旨1

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ページID1010243  更新日 2023年1月13日

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平成26年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.前文】

平成26年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

私は、富士山を仰ぐこの地に「住んでよし 訪れてよし」、「生んでよし 育ててよし」、「学んでよし 働いてよし」の日本の理想郷を築くべく、県政運営の基本理念に「富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり」を掲げ、その実現に向けて全力で取り組んでおります。

昨年6月に富士山が世界遺産に登録され、名実ともに世界の宝となり、日本は世界から「富士の国(ふじのくに)」として認識されるに至りました。これを機に、山梨県と一体となって、これまでの富士山の保全・保護活動に加え、富士の名に恥じることのない人づくり、地域づくり、すなわち「富士の国(ふじのくに)づくり」の志を、全国に広げていくための国民運動として展開してまいりたいと考えております。

この「富士の国(ふじのくに)づくり」は、富士山を日本の国土の象徴として大切にし、未来に語り継ぐとともに、各地が個性を発揮し、美を重んじ、和を尊び、物心ともに豊かで品格のある地域社会をつくり、地球環境の保全の一翼を担い、世界平和への貢献を目指すものであります。

そこで、本県が「ポスト東京時代」の国づくりの先導役を担うという気概を持って、この地に「富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり」を進めていく決意を新たにし、その総仕上げに向けて、総合計画の後期計画「後期アクションプラン(仮称)」を策定いたします。

「後期アクションプラン」は、県内各界、各層の委員からなる総合計画審議会をはじめ、県議会、県民の皆様から幅広い御意見をいただき策定を進めてまいりました。今議会での御議論、御意見を踏まえ、計画の実効性をより高めた成案を得てまいりたいと考えております。

「後期アクションプラン」が目指すのは「県民幸福度の最大化」であり、その実現に向けて、私の政治姿勢でもある現場主義と前倒しをモットーに、柔軟な発想とスピード感を持って、全身全霊を捧げ邁進してまいりますので、県議会の皆様方の更なる御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。