第62回技能五輪全国大会、第44回全国障害者技能競技大会入賞者等表彰式の開催
1 大会の概要
技能五輪全国大会は、青年技能者(原則23歳以下)が日本一を競う競技大会です。第62回大会は、令和6年11月22日から25日まで愛知県のほか、冷凍空調技術職種が今回初めて静岡県立工科短期大学校で開催されました。全国から41職種976人の選手が参加する中、本県からは11職種32人の選手が出場しました。
全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)は、障害のある方が日頃培った技能を競い合う大会です。第44回大会は、令和6年11月22日から24日まで愛知県で開催され、全国から25種目398人の選手が参加する中、本県からは11種目11人の選手が出場しました。
2 大会結果
技能五輪全国大会では、金賞1人、銀賞2人、銅賞6人、敢闘賞7人の計16人が入賞を果たしました。冷凍空調技術職種では、前回大会銀賞の栗田理々奈選手が金賞を獲得し、2大会連続の入賞を果たしました。さらに、同じ職種に出場した柴田康之介選手も銀賞を獲得し、本県としては、4大会連続の金賞・銀賞の獲得となりました。
また、技能五輪全国大会静岡県選手団として、優秀な成績を収めた都道府県選手団に対して贈られる「全国技能士会連合会会長賞」を受賞しました。
全国アビリンピックでは、銀賞1人、銅賞1人、努力賞1人の計3人が入賞を果たしました。オフィスアシスタント種目では、配布物等の準備や封入、仕分けといった課題に対して作業のスピードと正確性を競う中で、山崎櫂選手は、本県選手として4年ぶりの入賞となる銀賞を獲得されました。
他の選手の皆さんも、日々のたゆまぬ研鑚により培われた実力をいかんなく発揮し、全力で競技に取り組まれました。
3 入賞者一覧(敬称略)
技能五輪全国大会
全国アビリンピック
4 入賞者表彰式の開催
見事に入賞を果たした選手及び金賞受賞者の育成機関・指導者の方々の功績を称え、12月18日(水曜)に県庁で表彰式を開催しました。表彰式には、入賞選手と金賞受賞者の所属事業所・指導者の皆様のほか、来賓として、静岡県議会の鳥澤副議長、公益社団法人静岡県職業教育振興会の久保田副会長、静岡県教育委員会の池上教育長、一般社団法人静岡県経営者協会の鈴木専務理事に御出席いただきました。
技能五輪全国大会の結果については、本県選手団団長である静岡県職業能力開発協会の戸野谷会長から、全国アビリンピックの結果については、本県選手団団長である独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構静岡支部の炭田支部長から報告をしていただいた後、知事から知事顕彰状を授与しました。
その後、知事及び鳥澤副議長からお祝いの言葉があり、来賓を含めた出席者一同で改めて選手の健闘を称えました。
技能五輪全国大会で入賞した栗田選手からは「昨年の悔しい思いとプレッシャーがありましたが、最後の大会で金賞を受賞できたことはうれしく、今後も技能五輪で学んだことを生かして頑張っていきます」、アビリンピック全国大会で入賞された山崎選手からは「努力の積み重ねが結果につながり、とてもうれしかったです」とのコメントがありました。
5 本県の取組
本県では、全国大会の県予選の開催や、出場選手の競技力の向上を図るための助成などを行っています。今後も、これらの取組を通じて、本県の技能振興の推進と技能者の社会的・経済的地位の向上等に努めていきます。
大会に参加された選手の皆さんには、それぞれの分野でさらに研鑽を重ね、本県で活躍していただくことを願っています。
○結団式及び表彰式については、職業能力開発課のHPにも掲載しています。
○技能五輪全国大会についての情報は、「World Skills Japan」のHPを御覧ください。
○アビリンピック全国大会についての情報は、JEEDのHPを御覧ください。
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