環境に優しい植物由来の新素材をテーマとした国際展示会を開催!

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ページID1067720  更新日 2024年11月26日

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展示会の概要

 静岡県では、環境に優しく、脱炭素や循環経済の実現に寄与する植物由来の新素材「セルロース素材」の可能性に着目し、全国に先駆けて製品化や関連産業の集積を進めています。
 10月24日(木曜)と25日(金曜)の2日間、「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」を富士市のふじさんめっせで開催しました。この展示会は、セルロース素材を活用した製品・技術に関する世界最大級の展示会であり、今回が10回目の開催となります。

※セルロース素材とは
 木材などの植物を微細化した素材。プラスチックと混ぜると軽量化や強度の向上につながるほか、リサイクル性が高く省CO2で環境負荷が低いことから、輸送機器・家電・建築資材、日用品などへの活用が進んでいる。また、近年では、電子デバイスや蓄電池・半導体などへの応用も研究されており、国は、2030年の国内市場規模を1兆円と見込む。

展示会の開会式

 開会式では、県産材由来のセルロース素材を内外装に取り入れ、県・静岡大学・トヨタ車体株式会社が連携して製作したコンセプトカー「しずおか もくまる」を初披露しました。
 PR動画を放映後、製作の中心的な役割を担った静岡大学の西村拓也特任教授が、「しずおか もくまる」を運転して颯爽と登場。セルロース素材の部品を提供していただいた県内企業の皆様とともに、知事へレプリカキーを贈呈しました(なんと、レプリカキーもセルロース素材!)。
 「しずおか もくまる」は、今後、スポーツイベントや大学のオープンキャンパス、産業フェアなど各種イベントに出展し、セルロース素材を積極的にPRしていきます。県庁の公用車としても利用しますので、静岡市内で見かけましたら、どうぞお声掛けください。
 また、PR動画の方もぜひ御覧ください。

写真:レプリカキー贈呈
レプリカキー贈呈
写真:「しずおか もくまる」披露
「しずおか もくまる」披露

展示会の様子

 今回の展示会には、スタートアップ15社を含む、123の企業や団体が出展し、2日間で1,967人の方が来場されました。いずれも、過去最多の盛況ぶりでした。また、将来の産業を担う人材育成のため、吉原第一中学校と飛龍高校の生徒を招待しました。
 出展者の製品等を説明する企業プレゼンテーションも36社が実施し、多くの来場者が熱心に耳を傾けていました。
 最先端のセルロース製品や技術を実際に見て、聴いて、触れていただいた参加者の皆様にとって、実り多いビジネスの機会になったのではないでしょうか。

写真:セルロース素材で製作したスポーツカー ナノセルロースヴィークル
セルロース素材で製作したスポーツカー
ナノセルロースヴィークル
写真:鈴鹿8耐チームスズキCNチャレンジ
鈴鹿8耐チームスズキCNチャレンジ

写真:セルロース素材を使った軽トラ スズキ株式会社展示
セルロース素材を使った軽トラ
スズキ株式会社展示
写真:セルロース素材の食器 エフピー化成工業株式会社
セルロース素材の食器
エフピー化成工業株式会社

写真:キッチンカーでは セルロース素材のトレイと箸を使用
キッチンカーではセルロース素材のトレイと箸を使用
写真:飛龍高校見学
飛龍高校見学

内容に関するお問い合わせ

静岡県経済産業部産業革新局新産業集積課
住所:〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2985
メール:trc@pref.shizuoka.lg.jp