第70回シズオカ[KAGU]メッセ2024が開催されました

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ページID1064448  更新日 2024年7月4日

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 6月12日(水曜)~16日(日曜)の期間、静岡市駿河区のツインメッセ静岡において、今回で70回目を迎える新作家具の見本市「シズオカ[KAGU]メッセ2024」が開催されました。
 今回は、その「シズオカ[KAGU]メッセ2024」の様子について紹介します。

1 シズオカ[KAGU]メッセ2024について

(1)本県の新作家具が一堂に

 シズオカ[KAGU]メッセは、昭和26年に、鏡台の一大生産地であった本県が、「静岡鏡台」を全国にアピールするために初めて見本市を開催したことに始まりました。これ以降、全国でも有数の古い歴史を持つイベントとして継続的に開催されています。
 今年は、「家具の楽しみ方を掘り起こせ。」をキャッチコピーに、県内家具メーカーや関連業者、デザイナー等の64社が出展し、新作家具を中心にこだわりの商品が一堂に会しました。
 また、会場では、静岡デザイン専門学校の学生やしずおか夢デザインコンテスト入賞者など次世代の作品を集めた「デザイナーズ・サテライト」のほか、伝統工芸、食器、文具、雑貨など衣食住に関わるオリジナルの作品を集めた「デザイン&クラフト」の展示がされました。
 このほか、SDGsに取り組む企業の製品やコロナ禍で大量消費されたパーテーションを活用したインスタレーション家具を展示する「SDGsプロダクト・進藤篤展」や、打合せ・休憩コーナーに静岡の様々なグルメを集めた「ライフスタイルマルシェ」など、来場者がくつろぎながら家具の楽しみ方を出展者とともに掘り起こしていくという新たな取組も行われました。

(2)会場の様子

開場式

 6月12日(水曜)~14日(金曜)は業者商談日、15日(土曜)~16日(日曜)は一般公開日でした。
 初日の開場式と内覧会には鈴木知事も出席し、各ブースでは出展企業の方々からの商品の特長や技術力に関する説明に熱心に耳を傾け、静岡デザイン専門学校のブースでは、作品の制作に当たって苦労したことや、卒業後の進路などについて、学生と言葉を交わしました。


各ブースの様子1

各ブースの様子2


 また、出展企業はテーブル、椅子、棚、鏡台、仏壇など、それぞれこだわりのある多様な家具を並べ、商談に訪れた買い手と熱心に話をしている姿が見られました。
 ユーカリを原材料とし屋外での長期間の使用にも耐えられる椅子や、壁に立てかけることで物を乗せるほど倒れにくく地震に強い棚、ペーパーレスやフリーアドレスでの使用を想定した事務机など、高い技術力によるデザイン性と独創性あふれるアイデア家具も注目を集めていました。


各ブースの様子3

各ブースの様子4

2 今後の家具産業の振興に向けて

 県では、家具を中心とした地場産業の振興を目指し、学識経験者や家具生産者、流通業者、デザイナー等の様々な主体が参画する「しずおかプロダクツ フォーラム」を令和6年3月に設立しました。
 フォーラムでは今後、コーディネーターによる家具産業と他業種とのマッチング支援や、セミナー・交流会による会員同士の連携や協業を通じ、製品開発や販路開拓を目指します。
 長い歴史を持つシズオカ[KAGU]メッセは、地場産業の振興に向けた中核的な位置づけであり、今後とも、フォーラムのメンバーと連携して盛り上げてまいります。

内容に関するお問い合わせ

静岡県経済産業部商工業局地域産業課地域産業班
住所:〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2520
メール:chiikisangyo@pref.shizuoka.lg.jp