推進員メッセージ（小楠達司）

住み良い街づくりは人づくりから【小楠達司（浜松市）】

　誰もが安心で安全な明るく豊かな街に住みたいと願っています。　

　安心安全は施設等のハード部分が担っていますが、整った施設の街に人がただ住んでいるだけでは、このような住み良い街にはなりません。そこに住んでいる人達一人一人の「コミュニケーションづくり」のソフト部分が、鍵を握っていると言えます。

　私達の地区社協は、地域の人達の幸せを願う目的で活動しています。歌声サロンや趣味、健康講座等の「であい」の場を企画し、参加者が楽しく「ふれあい」を深め、時には「たすけあい」ができるようになる「コミュニケーションづくり」の事業を開催しています。

　特に家事支援活動として、地域の中学生の皆さんにボランティアを募集して、障がい者や高齢者宅の庭の草取りをする活動は、依頼者に大変喜ばれていて、中学生もやりがいを感じています。このように地域で困っている人達とボランティアを結ぶ事も必要な事業であり、超高齢化社会の中で更に大切な事業ですが、「老老福祉」が課題になっています。

　また、周りの人達を見ると地区社協や住み良い街づくりに関心のある人は少なく「自分ファースト」の生き方が現状です。

　そこで、地区社協の事業に参加した人達が地域に戻り、明るく豊かな街づくりの大切さを広めていく事です。

　まずは人との「であい」の挨拶は、明るく積極的に声を掛けます。

　そこから近況や世間話のおしゃべりをする「ふれあい」に繋がります。

　そして、困り事等の相談ができる「たすけあい」の親しい間柄に深まっていきます。　

　明るい豊かな街づくりには、このようなより良いコミュニケーションができる「地域のコミュニケーターの人づくり」が重要な事であると考えて実行しています。